人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

スキー コラム 2021年11月19日

スキージャンプ長野五輪金メダリスト原田雅彦が語るワールドカップの魅力 「本当に強いジャンパーを決める大会がワールドカップ」

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by J SPORTS 編集部
  • Line

──日本人選手と欧州選手の違いはどこにあるのでしょうか。
原田:ポーランドやノルウェー、オーストリアは、たくさんのジャンパーが活躍している国ですが、強化方針が日本とは異なります。彼らは指導方法を一つに絞りこみ、それに特化している選手を集め、競い合わせているためチームとしてはすごく力強いです。でも、考えてみると中心になる選手はいない。またヨーロッパのチームは誰か一人崩れると、全員が崩れていくリスクも秘めています。

日本の場合はそうではなく、どちらかいうと個性を伸ばしていく指導をします。リーダー的には小林陵侑がいて、違うタイプだけど佐藤幸椰がいて、そこに若い選手が相乗効果のようについて来るのが日本のチーム。そういった意味で、私は日本の方が魅力的だなと思っています。日本は勢いの良い選手がたくさん揃っていて総合力と爆発力もありますから、団体戦も楽しみですね。

──ノルウェー勢は脅威ですよね。

原田:ノルウェー勢はやっぱり凄いですよ。凄いですけど、ダメなときは全然ダメなんです。彼らは日本と同じく、風の強いジャンプ台で練習をしています。とにかくムササビのように飛んでいくスタイルが多くて、行くときはどこまでも行くんですが、追い風に見舞われるとほとんど飛ばなくなる。警戒するチームではありますが、そういったリスクの多い選手たちでもあります。

スキージャンプの魅力

──雪印メグミルクスキー部の総監督に就任されて、どのような準備をなされているのでしょうか。
原田:とにかく意識付けです。五輪シーズンなんだということを徹底的に意識付けしています。選手によっては「通過点です」とか「ワールドカップの中の一つです」と言う選手もいますが、実のところ意識していますよ。そう言いながらも、自分のコンディションをコントロールしているだけで、やっぱりどの選手も頭のどこかで五輪を意識しています。そこを忘れないようにトレーニングの一つから心掛けて欲しいです。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
スキーを応援しよう!

スキーの放送・配信ページへ