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スキー コラム 2021年11月19日

スキージャンプ長野五輪金メダリスト原田雅彦が語るワールドカップの魅力 「本当に強いジャンパーを決める大会がワールドカップ」

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by J SPORTS 編集部
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原田雅彦氏(雪印メグミルク総監督)

来年2月に北京冬季五輪を控え、「スキージャンプ FIS ワールドカップ 2021/22」がいよいよ幕を開ける。J SPORTSでは初戦となるニジニ・タギル/ロシア戦の男子ラージヒルを生中継でお届けする他、その後も注目大会を放送していく。五輪イヤーならではの緊張感と高揚感あふれるシーズンは3月のシーズン閉幕まで必見だ。

ワールドカップ開幕を目前に控えた10月頭、雪印メグミルクスキー部の総監督の原田雅彦氏がインタビューに応えてくれた。原田総監督と言えば、5大会連続の冬季五輪出場や、多くのワールドカップでの優勝経験を持つ日本スキージャンプ界のレジェンド。とりわけ、1998年長野五輪・団体ラージヒルでの金メダル獲得は、日本スキージャンプ界の歴史に色褪せることなく今もなお克明に刻まれている。そんな原田総監督が自身の経験を踏まえながら、スキージャンプやFISワールドカップの魅力を教えてくれた。(以下、敬称略)

※インタビューは北京冬季五輪の日本選手団総監督就任前に行ったものです。

五輪イヤーのワールドカップは一味違う

──来年2月に北京冬季五輪を控えた中でのワールドカップとなります。五輪とワールドカップの違いやそこで結果を出す意義を教えてください。
原田:ジャンプ競技は、一つの試合で思い通りの結果を出すのが難しい競技です。90km/hのスピードが出る滑走はなかなかタイミングが合わないですし、飛距離はその時の風によって左右される。ただでさえ難しい競技であるジャンプ競技でましてや五輪は一発勝負ですから極めて難易度が高いです。この難しい状況でも勝つということが、五輪としての価値だと思います。

ワールドカップはとにかく転戦。年間30試合以上ある中で、ポイントを重ねていって、真の王者を決めようじゃないかという大会です。選手としては、世界各国のジャンプ台を回り、異なる環境でたくさんの変化に対応を迫られます。その中で自分のパフォーマンスを高い位置に保って、一年間やり遂げる持続力を求められるのがワールドカップです。だからこそ、選手たちはワールドカップで優勝した選手が真に強いジャンパーだと考えていますし、選手にとっては非常に高い価値がある大会といえます。

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