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フィギュア スケート コラム 2024年2月13日

第44回全国中学校スケート大会 フィギュアスケート競技 女子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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100%ではないコンディションの中、十分に健闘した演技だった。ただ、トリプルアクセルを回避してより上位の順位を目指す、安全策の選択肢はなかったのだろうか?意地悪な質問かもしれない、と前置きして聞いてみた。彼女のトリプルアクセルに懸けるこだわりは理解しているのだが、戦略としては十分にありうるものだった。

「先生からは、そういう意見はたまにあるんですけど、自分の中ではアクセルは武器として持っていたい。経験を積まないと安定感は出てこないと思うので、どの試合でも経験を積むためにアクセルに挑戦しようと自分で思っています」

中庭コーチからは安全策の提示もあったようだ。だが、複数ある選択肢の中から、最も難度の高いルートを彼女自身が選び取ったのだ。となればもう、応援するしかない。そうして攻めの姿勢で臨み、トリプルアクセルは決して良い出来ではなかったが、結果として着氷はすることができた。

「不安があった中でこうやって(ジャンプの軸を)締められたのは一つの経験になると思うし、今後の課題にもなったと思うので、そこは生かしていきたいです」

3位と不本意な結果に終わった最後の全中だったが、順位以上に大きな経験、糧となったことと思う。オフにはしっかりケアをして、万全の状態で来季に臨んでもらいたい。

4位 山田恵

山田恵

健闘したように見えたのだが、本人にとっては悔しさの残る全中となったようだ。

「取りこぼしがあったのかな、というところと、スピードをもっと出したかったです。今回の成績は悔しいですね。表彰台を目指していたので、悔しいんですけど、怪我の中、頑張れたと思います」

大会直前に右の踵を怪我したのだという。フリー後の取材で聞くまで怪我をしているとは分からなかった。

「直前、ギリギリすぎてまだ診断もしてもらっていないんですけど、着氷の時に痛くて。頑張りました(笑)」

そういった事情もあり、悔しさが残ったようだが、シーズン全体を通してみると、今季の山田選手は順調に進歩を見せたシーズンになったように感じる。昨季はジャンプを決めてもなかなか高得点が出なかった。それが今季、スケーティング、つなぎなどを改善して点数が出るようになった印象だ。

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