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【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第7ステージ】プランシュ・デ・ベル・フィーユでの怪物伝説は最新章へ 激坂グラベル制したポガチャル「僕には勝つべき理由が存在した」
ツール・ド・フランス by 福光 俊介レース後にインタビューを受けるポガチャル
駆け引きなど必要なかった。激坂のグラベルに入って集団の先頭に立ったマイヨ・ジョーヌは、先に仕掛けたライバルを執念で封じ込み、前日に続いて一番にフィニッシュラインを通過した。2年前の第20ステージで「世紀の大逆転」を演じ、モンスターストーリーを本章に突入させたあの、プランシュ・デ・ベル・フィーユの上りで。
「今日の最大目標はステージ優勝だった。チームのみんなが1日を通して働き続けてくれたんだ。確かにヨナス(ヴィンゲゴー)のアタックはとんでもなく強かったけど、仲間に報いるためにフィニッシュまで全力でプッシュするんだと自分に言い聞かせたんだ」(タデイ・ポガチャル)
ここ10年で6回目の登場となるプランシュ・デ・ベル・フィーユ。ツールではすっかりおなじみとなった1級山岳は、もれなく激闘が演じられてきた。2012年にはクリストファー・フルーム(当時チーム スカイ)が勝ってその存在を確かなものとしたし、2014年にはヴィンチェンツォ・ニバリ(当時アスタナ プロチーム)がこの山で得たマイヨ・ジョーヌをそのままパリまで運んだ。2017年にはファビオ・アル(当時アスタナ プロチーム)がイタリアチャンピオンジャージを輝かせ、2019年にはディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ)が直前に亡くなった祖父に勝利をささげた。
この山を語るうえで外せないのは、2年前のポガチャルのが大激走だ。プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)のウイニングライドになると誰もが思っていた山岳個人タイムトライアルで、小説でも、漫画でも、ドラマでも、そして映画でも描かれないであろうシナリオを完成させてしまったのだ。もっとも、プランシュ・デ・ベル・フィーユがツールにおいて大きな意味合いを持つ区間であることは、過去5回中4回、ここでのマイヨ・ジョーヌ着用者がそのまま大会を制している点で明白だ。
運命めいた1日であることは、逃げグループのメンバーからも感じられた。最大11人がレースを先行した中に、2019年にステージ優勝とマイヨ・ジョーヌ着用を分け合ったトゥーンスとジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)が含まれたのだ。ただ、結果的に3年前の再現とはならなかった。チッコーネは早々にメイン集団に戻ってしまい、今回は妻がフィニッシュで待っていたトゥーンスも一番に駆け上がることはできなかった。
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