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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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シャンゼリゼ周回コースを走行するプロトン
ツール・ド・フランスの閉幕と同時に開幕したツール・ド・フランス ファム。8日間にわたって開催された世界最大の女子レースの模様を、STRAVAのデータとともに振り返ります。
ステージ2位に入ったマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)のSTRAVAログを見ると、プロトンは9分30秒前後(平均スピード41km/h前後)のラップタイムを刻んで周回コースを走り、最終周回は8分39秒(平均スピード45.2km/h)までペースアップ。参考までに、男子ツールの最終ステージ最終周回はラップタイム7分03秒(平均スピード55.4km/h)でした。
ユンボ・ヴィスマとチームDSMが熾烈なリードアウト争いを繰り広げ、55km/h前後で巡航してフラムルージュを通過。登り基調&石畳というスプリントしにくいコンディションながら、フォスは最高スピード59.0km/hをマークしたもののウィーベスには届かず。15秒間にわたって平均出力857W、最大出力1,211Wという男子顔負けのスプリントでウィーベスが先着しています。
第2ステージを制したマリアンヌ・フォス
登りスプリントが設定された第2ステージは終盤にかけて精鋭グループが形成され、STRAVAログを見ると残り900mから始まる平均勾配4.1%の登りを平均スピード30.9km/h、最高スピード49.1km/hで駆け上がったフォスがステージ優勝。マイヨジョーヌを獲得したフォスはさらに第6ステージでも優勝する活躍で、レースは終盤の山岳地帯へと入っていきます。
獲得標高差2,900mのクイーンステージとされた第7ステージで奮起したのは、「第2ステージでは体調不良でリタイアしようかと思った」と振り返るアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)でした。最初の1級山岳プティ・バロン(距離9.3km/平均8.1%)でアタックを仕掛けたファンフルーテンは、続く1級山岳プラッツァーヴァーゼル峠(距離7.1km/平均8.3%)で食らいつくデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス)を引き離して独走開始。実に60kmにわたって独走を貫き、最後の1級山岳グラン・バロン(距離13.5km/平均6.7%)もリードを失わずにこなしてステージ優勝しました。
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