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お兄ちゃん気質がありチームリーダーの素養にあふれる小林潤志郎(雪印メグミルク)は、安定路線を貫きつつ、どこからでも一桁入りを目指せる気運に満ちている。
注目の大型選手で道北の名寄育ちの佐藤慧一(雪印メグミルク)は、スキーの滑りに苦慮している状況、そこからの奮起がみられそうだ。
ヨーグルトを食べると笑顔に包まれる伊東大貴(雪印メグミルク)は、さすがベテランの妙で15位や14位を記録するなど、ここ一番で下降気味にあったチームを立て直してくれた。
SNOW JAPANを牽引する佐藤幸椰(左)、小林陵侑(中央)、小林潤志郎(右)
海外勢では、ジェットコースターのように優勝してから次に予選落ちを喫したグラネル。いぶし銀の存在ヨハンソンがコンスタントに上位につけ、そこにタンデが復調してきたのは嬉しい。
ドイツは強者ガイガーとアイゼンビヒラーの二人が引っ張り、ケガが癒えたライエが確実に続いている。
オーストリアは、開幕戦でクラフトが風により予選落ちとなり驚いたものの第2戦ですぐに3位入った。そこに若手フーバーなどが上昇、さらには個性派フェットナーが果敢に飛ばしつつ、相変わらずスキー王国の心意気を有する。
またスロベニアは若手のラニセクが第4戦で優勝を遂げ、それもまだまだ余力に富むジャンプを見せている。
ところで極寒の開幕シリーズで、有力チームのポーランドが鳴りを潜めているのは不可思議、ストッフは初戦の予選において首位となったが、そこまで。有力選手のクバツキはまだまだこれから。夏に強さを見せたジラは、はてさてどうしたことか。
12月5日には大勢の地元ジャンプファンを前に、せり上がりのフィニッシュエリアが特徴的なビスワ(ポーランド)が開催をみる。ポーランドチームはここで前日4日の団体戦で好成績を残したいと切に願っているだろう。
ジラ(ポーランド)は夏の好調を活かすことができるのか!?
その翌週11日と12日、新型シャンツェで名高いクリンゲンタール(ドイツ)では、ドイツ注目のガイガーとアイゼンビヒラー、ライエがともに上位を狙ってくる。
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