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スキー コラム 2017年11月24日

第2回『好調のまま初優勝を遂げた小林潤志郎』

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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その潤志郎には夏場におけるトレーニングの成功があった。
雪印メグミルクの吉泉英樹トレーナーによる体幹強化などでアプローチ改造がスムーズになされた。それに加えて走り込みなど筋力トレーニングの成果があった。
ジャンプテクニックは理論派と実践を兼ね備えた優しい兄貴的な存在の岡部孝信コーチによる叱咤激励と、原田雅彦監督が温かい心で見守る、その両輪がうまく回転し始めた結果でもあった。

不運に見舞われた伊東大貴

伊東大貴

よもやの転倒で帰国治療にあたる伊東大貴(雪印メグミルク)

注目の伊東大貴は、はなからW杯ひとケタに入る実力はあったが、2本目に着地で足を取られて転倒、顔の裂傷と鼻血、右肩に脱臼の兆候が見られた。そこでクーサモ・ルカW杯(フィンランド)は大事を取ってキャンセル、すぐに札幌へと戻った。
地元札幌では有力な治療院があり、そこでのていねいな亜脱臼の処置と、吉泉トレーナーによる心のこもったリハビリトレーニングで、それこそ短期間のうちに復帰する。
ここからが彼の意地の見せ所だ。
これくらいで負けるものか!とその闘魂に火がつき、年末年始のメイン試合、ジャンプ週間4連戦では何食わぬ冷静な顔で、かるく10番以内に入ってきそう。ジャンプつうなファンの皆さんは、それを安心してじっくりと見届けたい。

葛西紀明

そのターゲットを先に定めた
葛西紀明(土屋ホーム)

また開幕戦31位と微妙な差で2本目に進めなかった葛西紀明(土屋ホーム)、このせり上がりタイプの台はあまり好まず、次のクーサモW杯こそが本領発揮の場となる。
中堅の竹内択(北野建設)はマイペースながらの調整、高校留学時代のトレーニングベースのひとつクーサモで上位に入り、調子の波に乗っていきたい。

これまで、いろいろと話に出てくる飛べるスーツは、クラフトが使用する股下形状ものと、ほぼ同様のシルエットにある小林潤志郎。もし、これにチェックを入れられたら、あのクラフトであれば良いのかい、となる。
それは絶妙なまでに開発能力がある日本のミズノ製ならではのことだ。だから自信をもって、どんどんと他を圧倒して飛んでほしい小林選手そして日本チームだ。

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