人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

スキー コラム 2015年3月25日

葛西紀明W杯個人総合6位の価値

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
  • Line

オーストリアは新ヘッドコーチのハインツ・クッティンと選手たちのコミュニケーションにもうしばらく時間がかかりそう。ハイベック、クラフトの若手の登用に、シュリレンツァウアーに迷いが生じていた。

ドイツはフロイントが個人総合優勝を成し遂げた。これはとみに安定しているサッツの技術と空中姿勢の安定が光る。これに故障中のベリンガーが完全復帰してくれば、さらにチームに強さが戻ってくる。

スロベニアはプレフツが同点優勝ながら、勝利数において2位に甘んじた。この悔しさをばねに来季こそはと奮起する。またチームでは若手が伸びてきているのがわかる。

ノルウェー勢は躍進を遂げたが、これまで叱咤激励してきたリーダー格のバーダルの引退にチームがどのように影響されるか。心優しきヒルデあるいは個性派のヤコブセンの去就に注目だ。

マテリアルでは来季はまたジャンプスーツのルールに変更の話が出てきている。これもシーズン直前にならなければその概要はつかみにくい。
また新型ヘルメットのジュルボは、フィンランドチーム上昇のきっかけになりそう。ベテランのアホネンにマータらが使う。そのジュルボはその軽量化はもとより、ミラーレンズの見やすさが要とか、目線を定めやすいとの話もでてきている。

そのフィンランド、2017ラハティ世界選手権は、安定した追い風にやや強風のまっとうな試合が予想される。ここは、日本チームが決して苦手とはしていない台だ。W杯では実力にあふれての団体戦3位表彰台だった。その経験充分に活かしていきたい。

スキーではフィッシャーがメイクしたロフラーはオレンジ系のカラーリングで鮮烈だった。
フィッシャーは、カラーを打ち出して市場活性を狙っていた。イメージづけでクロカンスキーとアルペンスキーの販売効果に役立つ欧州であった。そしてドイツ西部のスイス寄りのファクトリーで制作されている赤いSPORT2000にはどことなくアトミックの技術者が流れている印象、それもあのトップ部分の台形カットにその名残があるため。スロベニアで最終戦を制したユーリ・テペシュやユーレイ・ダミアンが実績を残した。それと青い爽やかなフリューゲも元ロシニョールジャンプスキーのサービスマンによるていねいなアテンドで開発が順調に進んでいる。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
スキーを応援しよう!

スキーの放送・配信ページへ