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スキー コラム 2015年3月25日

葛西紀明W杯個人総合6位の価値

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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余談ではあるが、実際にはジャンプと複合にまったく承継のないスウェーデンにおいて、黙っていればがらがらの観客席の不安があった。そこで大挙してのチケット購買に貢献したノルウェーが勝利したファルン世界選手権という現実がある。
夢のあるように希望ある試合が理想なのだが。そこに応援で大観衆の国がしっかりとメダルを獲得するのであれば、なおさらうれしさは増してくる。

それにしても、いつものゴルドベルガーのカメラジャンプは、アプローチをしゃべりながら滑り降り、その伝統芸はORFでリアルに映像でアップされていた。これももはや名人芸であろう。

今シーズン最終の国内試合、伊藤杯ではジャンプでソルトレイクシティW杯において3位表彰台に立った吉岡和也(土屋ホーム)と、ラハティW杯複合で地元の強者ハンヌ・マンニネンを打ち破り2連勝を飾った高橋大斗(土屋ホーム)らの引退ジャンプがあった。彼らのやりきったという明るい笑顔に、大倉山はひとしきり感涙に包まれていた。

来季はビッグイベントのないシーズン、しかし、ここでの身体のメンテナンスに始まり、新マテリアルテストや技術のブラッシュアップが、その先に息づく。 そういう重要な時期、日本チームの躍進と葛西選手の頑張りによりいっそうの希望を持ちたい。

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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