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フィギュア スケート コラム 2023年4月17日

これ以上はできない、と言いきれる演技でしたーー。右足首の怪我を乗り越え、宇野昌磨が栄冠掴む | ISU世界フィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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強く魅力的なプログラムも2本揃えた。SPは冒頭で惚れ惚れするような4回転サルコーを決めると、最後までノーミス&全レベル4のまま完璧にすべてをこなした。もちろん「マイケル・ジャクソンメドレー」にふさわしく、特に後半はノリノリに踊りまくって、ジュンファン は会場のファンを大いにわかせた。

FSは冒頭の、滞空時間の凄まじく長い4回転サルコーと4回転トーループーー2本とも本人史上最高のGOE加点ーーで勢いに乗ると、3回転フリップの「!(不明瞭なエッジ)」を除けば、やはりすべてをノーミス&全レベル4でこなした。プログラム締めくくりのコレオステップシークエンスは、全参加選手の中で最高の加点も得た。つまり4分間の最初から最後まで、ジュンファンは一切集中を切らさず、「ジェームスボンド」のストーリーを壮大に語り上げた。

SP・FS・総合すべてでパーソナルベストを更新。SPは100点まであと0.36点、FSは200点まで3.61点、トータルは300点まで3.97点……だったから、来シーズンは大台乗りへの楽しみも待っている。最終的にSP3位からFS2位に順位を上げ、生まれて初めての世界選メダルを射止めた。韓国男子にとっては史上初の快挙であり、韓国フィギュア界にとっては史上初の男女アベックメダル獲得であり、なにより来季に向け「韓国男子3枠」をも持ち帰った。

「実はこれが今日の成果の中で一番嬉しかったこと。北京五輪の後に『韓国男子に3枠をもたらしたい』と家族や他の選手に話していたんです。本当に嬉しいですし、自分の手で成し遂げられたことを、光栄に思います」(チャ)

ライバルたちが今年最高、キャリア最高レベルのパフォーマンスを次々と披露していく中で、ディフェンディングチャンピオンの宇野昌磨は「今年一番ひどい」状態にあった。大会入り2週間ほど前に右足首を痛めたせいだ。しかもSP前日の練習で再び同じ場所を捻挫。おそらく欠場してもおかしくないほどの状況の中で、リンクに立った。

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