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ニュージーランド代表オールブラックスが南アフリカに遠征する「ラグビーズ・グレーテスト・ライバルリー・ツアー」は、ラグビーの国際交流の中で圧倒的な強さを誇ってきた「ビッグ2」の戦いであり、クラブチームとの試合もはさむ伝統的なツアー復活として注目を集めている。南アフリカ代表スプリングボクスとの4試合以外は、ストーマーズ、シャークス、ブルズ、ライオンズというユナイテッド・ラグビーチャンピオンシップ(URC=欧州の強豪クラブと戦うリーグ)に参加している4チームとの試合が組まれた。
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ブルズ vs. ニュージーランド(08/15) オールブラックス 南アフリカ遠征 ラグビー グレイテスト・ライバルリー・ツアー 2026
配信日時 : 2026年8月15日(土)深夜1:45 ~
すでに2試合が終了し、オールブラックスは第1戦のストーマーズには38-21と苦戦したものの、第2戦のシャークスには54-0と完封勝利。8月16日、南アフリカ共和国の北東部に位置するプレトリアでブルズと戦う。ブルズは6月20日に行われたURCのファイナルに勝ち進み、アイルランドのレンスターに敗れたが準優勝を果たした。ここまで2戦も南アフリカの選手たちのフィジカルの強さはオールブラックスを苦しめており、今回も凄まじいフィジカルバトルが繰り広げられるだろう。
オールブラックスは44名の選手団でツアーに出たが、負傷者が出ており、ストーマーズ戦ではCTBビリー・プロクターが肩甲骨を骨折して離脱。東芝ブレイブルーパス東京で活躍したリッチー・モウンガが追加招集された。日本のファンにとっては嬉しいニュースだが、残念ながらブルズ戦のメンバーには入っていない。今回の先発15人はシャークス戦から全員が変更になっている。
HOコーディ・テイラーは、オールブラックスとして初のキャプテンを務める。FW第2列、第3列はストーマーズ戦と同じメンバー。ファビアン・ホランド、パトリック・トゥイプロトゥの両LOに、FLサイモン・パーカー、ドイツ出身選手として初のオールブラックスとなったアントン・セグナー、パワフルなNO8ピーター・ラカイとパワーと運動量を兼ね備えたメンバーが並ぶ。
SHには、初戦は先発し、第2戦はリザーブだったコルテス・ラティマ。注目のSOはキャップのないジョシュ・ジェイコムが務める。BKラインは神戸スティーラーズのリーグワン優勝に貢献したCTBアントン・レイナートブラウン、アイルランドから戻って代表復帰のCTBリーコ・イオアネ、そして、FBはベテランのボーデン・バレット。デイブ・レニーヘッドコーチは、「ブルズはここ数年、南アフリカでもっとも安定しているクラブ。この試合は南アフリカ代表との第1戦を前にした最後の実戦であり非常に重要な戦いです」と話し、テストマッチに臨むメンバー選考の場としても位置付けている。
モウンガが復帰し、初戦のボーデン・バレット、第2戦のルーベン・ラブとのSO争いが注目される中で、ジョシュ・ジェイコムも名乗りを上げられるのか。ジェイコブはダミアン・マッケンジーと同じチーフス所属で、SO、FBでプレーできる。2021年からタラナキ代表入りし、2024年にチーフスでデビューした。ブルズ戦ではどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
ブルズを率いるのは、レッドハリケーンズ大阪、浦安D-Rocksを率いたヨハン・アッカーマンヘッドコーチ。「我々は十分に戦える」と話しつつ、「準備は十分ではない」ともコメントしている。現在、URCに参加するチームはプレシーズンにあり、開幕に向けて準備中。その上、LOルアン・ノルキエ、SOハンドレ・ポラードほか南アフリカ代表に選ばれた選手もいて、ベストのブルズではないという意味だ。
しかし、日本のファンにとっては嬉しいメンバーも名を連ねている。キャプテンを務めるFLマルセル・クッツェーは、ホンダヒート、神戸スティーラーズでプレー経験があり、FBウィリー・ルルーは、キヤノンイーグルス、トヨタヴェルブリッツでプレーした。元気な姿を見せてくれるだろう。SOクルウィン・ボッシュも注目されている。2年間フランスでプレーし戻って来た。卓越したランニングスキルでオールブラックスのディフェンスを脅かすことができるか。見逃がせない試合は、8月16日、日本時間午前2時にキックオフされる。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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