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ラグビー コラム 2026年9月11日

7大会ぶり4度目の優勝なるか 初戦は世界ランキング14位のアメリカ代表と対戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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先週はカナダ代表に57-12で勝利。しかし、その内容は日本代表にとって満足のいくものではなかった。キャプテンを務めたSH齋藤直人もミスや不用意な反則が多いパフォーマンスに「我々が目指すスタンダードには達していなかった」と厳しい表情で語った。そして今、評価を覆すチャンスが目の前に迫っている。9月12日(土)、19日(土)、「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」が、東大阪市花園ラグビー場、秩父宮ラグビー場で開催されるのだ。

日本代表が参加するネーションズチャンピオンシップ、その下部大会にあたるネーションズカップが始まったことで、今年のパシフィックネーションズカップ(PNC)は短縮バージョン。日本ほか、アメリカ、カナダ、フィジーの4か国で優勝を争うことになった。12日の準決勝で勝ったチームは、19日の決勝戦、負けたチームは3位決定戦に臨む。

世界ランキング12位の日本代表は、12日(土)の午後7時5分より同14位のアメリカ代表と対戦する。昨年のPNCでは47-21で勝った相手だが、2031年のラグビーワールドカップのホスト国でもあり、元アメリカ代表FLのスコット・ローレンスヘッドコーチのもとで、若手を育成しつつ強化を図っている。7月に開催されたネーションズカップでは、ポルトガル、ジンバブエ、スペインを破っており、調子は上向いている。

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日本代表のメンバーは、カナダ代表戦から4名の変更がある。PRは岡部崇人に代わってリザーブだった大塚壮二郎が先発し、4番のLOだったジャック・コーネルセンがNO8に下がって、4番にはリザーブだったマイケル・ストーバーグが入る。NO8だったマキシ ファウルアはリザーブへ。SH齋藤直人、SO伊藤龍之介は7試合連続でハーフ団を組む。12番、13番の両CTBも廣瀬雄也、ディラン・ライリーで変更なし。11番のWTBは木田晴斗から植田和磨、FBは松永拓朗からサム・グリーンに変わった。

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14番のWTBイノケ・ブルアは、先週の代表デビューで及第点の活躍だったこともあって2試合連続の先発。パワフルなランで前に出てほしい。カナダ代表戦ではハイボールの競り合いが少なかったが、アメリカ代表は多用してくる可能性が高く、両WTB、FBにはハイパントキャッチの精度も求められる。リザーブで注目は先週、代表デビューで初トライをあげたPR稲場巧。あの笑顔は日本中のラグビーファンの心をいやしたはず。強力なスクラムとボールキャリーで、あの笑顔が見たい。昨年9月のアメリカ戦以来の代表戦となるPR木村星南もメンバー入り。持ち前の運動量を発揮してほしい。そして、今年4月のリーグワンでの怪我から戦列を離れていた藤原忍も復帰を果たす。昨年11月のアイルランド戦以来のテストマッチになるが、彼の特徴であるアグレッシブなプレーでチームを勢いづけてほしいところ。23番はサミソニ・トゥアが入り、CTB、WTBをカバーする。

 

アメリカ代表はフィジカル面に自信を持ち、激しく体をぶつけてくるチームだ。ここ数試合、日本代表はタックルされた後のボール争奪戦で後手を踏むことが多い。日本代表が目指す超速ラグビーを実現するためには、ボール争奪戦からテンポ良くボールを出すことが不可欠だ。カナダ代表戦よりもプレッシャーはより強くなるはずだが、プレーの精度を上げて乗り越え、7年ぶりの優勝に向かって好スタートを切りたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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