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ラグビー コラム 2026年9月25日

開幕連勝を狙う京産大は部内競争高まる。摂南大は、接点でのファイトに力を注ぎ、勝機つかむ。

ラグビーレポート by 田村一博
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9月13日の今季開幕戦から2週間。京都産業大学、摂南大学とも、2026年度シーズンの2戦目を9月27日、たけびしスタジアム京都で戦う。
京産大にとっては、立命館大に45-24と勝利して迎える連勝を狙う一戦。天理大に0-48とシャットアウトされた摂南大は、今季ここまで積み上げてきたものを出し切りたい。両校にとって重要な位置付けの試合だ。

京産大の廣瀬佳司監督は、立命館大学戦を振り返り、「難しいコンディションの中(厳しい蒸し暑さに見舞われた)で選手たちはよく戦った」と一定の評価を与えながらも、相手につけ入る隙を与えたことは修正点とした。

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「前半は相手にプレッシャーをかけていい流れをつかめましたが、後半に入り、セットプレーがうまくいかなくて相手の時間帯にされたところもありました」

3年ぶりの関西リーグ制覇と悲願の大学日本一を達成するためには、「一戦一戦全力で戦って、シーズン中にチーム力を高めていかないといけない」と指揮官は考える。「今週も全力で摂南大と戦う」とする。

 

発表されたメンバー構成を見ると、開幕戦から大きく変わった。FL石橋チューカ主将、3番の八田優太、9番の髙木城治(開幕戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ!)ら『JAPAN TALENT SQUAD』などで才能を育まれてきた選手たちは出場するものの、FWはコンディションが整っている選手を優先して起用し、BKは「いい競争がある」中で出場機会を得た選手たちがピッチに立つようだ。

1番のジャージーは、前戦はベンチスタートだった川北啓太が着る。開幕戦ではルーキーの角方温太が任された2番のジャージーは、谷村穣太郎が引き継ぐ。LOには一柳尚斗が入った。

立命館大戦ではFBだった金侑雅がSOの位置に入った。キックも使ったゲームコントロールが期待される。平山尚樹、乗松龍志のCTBコンビは継続起用も、11番は宮里快一が任される。走力と共に、左足のキックもチームにとっては魅力。廣瀬監督は「思い切ってプレーしてほしい」と言う。
太田陸斗も15番のジャージーを着て、積極的にプレーするだろう。

摂南大は前戦、リーグ戦連覇中の天理大に挑むも得点できぬまま80分を過ごした。瀬川智広監督は、「学生はいい準備をして臨みましたが、キックオフ後すぐに失点して浮き足立ってしまい、(予定していたプレーが)噛み合わなくなってしまった」と戦いを振り返る。

力を出し切れなかった試合を終えた後、今回の試合に向けての準備の中で意識したのは接点でファイトすることだ。指揮官と学生たちは共に初戦をレビューし、プランを実行することに力を注ぎすぎたことに気づいた。

「準備したことをうまくやろうとするのではなく、ブレイクダウンなど、ラグビーの本質的な部分を大事にしようと確認しました。接点でしっかりファイトすること。一人ひとりがしっかり戦うことを徹底します」

 

FWで頼もしいのは、初戦にはいなかったレンズ・モルンガが5番に入ることだ。過去2シーズン、フル出場でFWのパワーハウスとなった巨漢がチームに勢いを与えてくれそうだ。

BKでは、前試合で12番、ゲームキャプテンを務めた川上凌空がSOに移動してチームをコントロールする。攻守に両面で周囲を動かしてくれそうだ。
13番から12番となった白栄優太、22番から13番となった岡本鼓大で組むフロントスリーは、夏合宿の試合で組んでいたメンバー。ボールがよく動くことにつながるきっかけになるかもしれない。開幕戦で10番のジャージーを着た1年生の松尾陸生は、フィニッシャーとして22番のジャージーを着る。

瀬川監督は、「自分たちがフォーカスしてきたことを100パーセントやり切ることに集中したいと思います。ゲインラインの争いで勝つとか、目の前の勝負にこだわりたい」。
計算抜き、両チームが先を見ることなく、全力勝負を繰り返してシーズンを深めていく。学生ラグビーが観る人を惹きつける理由はそこにある。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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