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ラグビー コラム 2026年9月14日

【ハイライト動画あり】鮮やか、4連続トライ! ラグビー日本代表、7年ぶり優勝へ前進

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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9月12日(土)、「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」の準決勝が東大阪市花園ラグビー場に13,559人の観衆を集めて行われた。この日、花園は強い日差しが降りそそぎ息苦しいほどの暑さだったが、準決勝第1試合でフィジー代表がカナダ代表を45-29で破った午後5時前になると、ときおり心地よい風が吹くようになっていた。

 

準決勝第2試合の日本代表対アメリカ代表は午後7時5分にキックオフされた。開始2分、日本はアメリカ陣内深く入り、22mライン付近でのラインアウトを得る。まずは右オープンに展開してFLベン・ガンターが縦突進。さらに右に展開した後、左へ折り返すと、CTB廣瀬雄也がタックルを受けながら突進して先制トライをあげる。FBサム・グリーンのゴールも決まって、7-0とした。

幸先の良いスタートを切った日本は、アメリカのキックオフのボールを受けて自陣から連続攻撃を仕掛けた。アメリカ陣深く入ると、フィールドの横幅をいっぱいに使いながらボールを動かしていく。最後はトライラインに10mと迫ったラックからWTBイノケ・ブルアがボールを持ち出し、LOマイケル・ストーバーグがトライ。スピーディーにボールを動かし続ける日本の勢いは止まらず、8分、SO伊藤龍之介のパスを受けたサム・グリーンがディフェンスを突破し、最後はCTBディラン・ライリーがトライエリアへ楽々と走り込んだ。16分、モールを押し込んでHO原田衛が4本目のトライをあげた日本は、この時点で28-0というリードを奪う。

流れが止まったのは、前半20分を過ぎたあたりから。アメリカのハイパントをキャッチできなかったところからピンチを招き、25分、HOシャイロ・クラインにトライを奪われる。SOクリス・ヒルセンベックがゴールを決めて、スコアは、28-7。相手のハイパントに対して、WTB植田和磨、FBサム・グリーンの2人がボールをキャッチしようとしており、コミュニケーション不足が失点を招いた。そして、34分、CTBタビテ・ロペティのパワフルな突進にトライラインを割られて、さらに失点。28-14に迫られる。

アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2026 準決勝(9月12日)

【ハイライト】日本 vs. アメリカ

 

しかし、この日の日本はそのまま崩れなかった。前半終了間際、自陣のスクラムで相手の反則を誘うと、伊藤龍之介の好タッチキックでアメリカ陣22mラインに入り、モールを押し込み、FW陣が縦突進を継続してPR大塚壮二郎がトライを決めた。35-14として前半を終えたことが後半に繋がる。開始早々、伊藤龍之介の突破をサポートしたライリーがトライをあげて、42-14と差を広げると、交代出場のPR木村星南、WTBとして投入されたティエナン・コストリーらが次々にタックルをかわして前進。後半16分、齋藤に代わって登場したSH藤原忍は素早いパス裁きで連続攻撃の起点となり、アメリカのディフェンスを翻弄した。最終スコアは、63-14。「最初の20分は完璧で、その後の15分、流れが悪くなったのですが、前半の最後で立て直せたのはチームの成長を感じました」。齋藤キャプテンの言葉通りの内容だった。ハイボール処理についてはミスもあったが、改善の兆しはあり、引き続き精度を高めたい。

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プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは、セットプレーの軸になった原田衛。その原田は「エディさんがヘッドコーチになってから、パシフィックネーションズカップ(PNC)で優勝していないので」とコメント。その他の選手も7年ぶりのPNC優勝に決意をみなぎらせた。9月19日(土)決勝戦の相手はPNC3連覇中のフィジー代表だ。世界ランキング9位の相手に勝って自信をつけたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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