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ラグビー コラム 2026年9月18日

両軍の注目ルーキーは登場するか。関東大学リーグ戦の好カード「流通経済大学×法政大学」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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関東大学リーグ戦の覇権奪還を目指す2校が激突する。

9月13日に開幕した関東大学リーグ戦1部。第2週にあたる20日(日)、茨城県・水戸では、1勝の流通経済大学と1敗の法政大学がぶつかる。

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まずは2014年以来のリーグ戦優勝を目指したい流経。

開幕戦では進境著しい立正大学を31-20で退けて白星スタート。開幕戦らしく展開時のハンドリングエラーなど連係面の課題はあったものの、スクラムを中心に力強いセットプレーから盛り返した。

その流経には今年、スケールの大きい1年生が入った。

大分舞鶴出身のフィジアン、18歳のCTBサナイラ・ロコトゥイブナだ。

弾性に富んだラン能力に加え、ファーストレシーバーも任される巧みなハンドリングスキルで展開にも貢献する。立正大学戦の後半40分には突破から決定的なトライも奪取した。

本稿執筆時点で試合メンバーは未発表だが、出場すれば法政にとってはマークしなければならないキーマンの一人になるだろう。

ピッチの反対側に登場するのは、2004年以来のリーグ戦優勝を通過点としたい法政だ。

開幕戦では、往年のライバルである関東学院大学に21-40で逆転負け。前半を21-14とリードして折り返したが、「夏は法政戦のためだけに準備をしてきた」(関東学院大学・HO丸尾瞬主将)という相手に後半無得点。後半に倍増したペナルティも痛かった。

今年は4年生を中心に結束する法政だが、こちらにも高い能力のルーキーが多数いる。

開幕戦に先発したルーキーは、1年生トリオ、SH林友來(天理高)、𠮷浦太我(佐賀工業)、須田琥珀(大阪桐蔭)の3名だ。

天理高出身のSH林は総合力が高い。ルーキー離れした安定感のある球裁き、落ち着いたプレー選択でゲームを構築できる。ランスピードも魅力で、開幕戦ではサポートからリーグ戦初トライも記録した。

これまで主戦スタンドオフだった佐川一眞を12番として、10番で先発したのがレフティーの𠮷浦だ。

ウイングでも通用するトップスピード、キャリー能力、佐賀工業らしいタックルパワーも魅力だが、開幕戦では相手バックスリーの頭上を越えるキックを披露。高校の先輩である服部亮太早稲田大学3年)を彷彿とさせるキック力を見せた。

ウイングでの先発となった須田琥珀はU20日本代表。世代屈指の才能は証明済みだ。しかも本職はフルバックだがSHでもCTBでもプレー可能。バックスの全てのポジションをカバーする逸材だ。

 

法政のメンバーも本稿執筆時点で未発表だが、チームとしては有望ルーキーを含めた若いバックスを気持ちよくプレーさせたい。

重要になるのはやはりスクラム、ラインアウト、モールといったセットプレーだろう。週末は雨天の予報だけに、チームパフォーマンスを安定させるセットプレーの重要性はさらに高まる。

流経も開幕戦で力強かったスクラムを中心にサイズのあるフォワードで押し切りたい。FWのサイズは流経の強みだ。モールや近場の肉弾戦でパワーを見せつけたいところだ。

試合当日は中学生の全国大会である太陽生命カップも開催中。多くの中学ラガーや関係者が見守るはずの一戦だ。舞台は同大会のメイン会場でもあるケーズデンキスタジアム水戸。鉄笛は午後4時30分に鳴る。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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