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大学ファン待望の季節がやってきた。
関東の強豪8校による伝統の関東大学対抗戦(Aグループ)が9月12日(土)に開幕する。
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日本体育大学 vs. 早稲田大学 ラグビー 関東大学対抗戦 2026
配信日時 : 2026年9月12日(土)午後2:50 ~
その対抗戦で、昨季は明治(19-25)と帝京(20-25)に敗れて3位となったが、「今年も優勝候補」と目されているのが早稲田だ。
6季目となる大田尾竜彦監督の下でチームはすでに成熟している。伝統的にはライバル明治の強みとされるセットプレーの精度は大学最高峰だ。
帝京戦はスクラムで優位に立ち、京産大戦にはラインアウトとモールの攻守で優勢。「FWの早稲田」とも形容できそうなパワー&精度を見せつけた。
その一方で、バックスには3年生SO服部亮太や日本代表FB矢崎由高などスペシャルな人材がおり、高い遂行力を誇る。もはや「死角なし」と言いたくなるが、それでも同様に強かった過去2年は大学準優勝に終わった。
どうすれば決勝という壁を乗り越えられるのか。どうすれば2027年1月の国立競技場で『荒ぶる』(優勝時のみ歌える部歌)を歌えるのか。今季の早稲田はその問いと向き合い続けていくのだろう。
そんな早稲田が9月12日(土)、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で対峙する日本体育大学戦のメンバーが発表されている。
夏合宿の京産大戦からは先発2名変更。平野仁がリザーブとなりFL牧錬太郎が先発へ。今季主力のCTB名取凛之輔がメンバー外となりCTB森田倫太朗が繰り上がった。
そのほかHO清水健伸主将をはじめ杉本安伊朗と新井瑛大の両プロップ、スタメンに定着したハードワーカーの久我真之介、ハーフ団のSH大賀雅仁とSO服部亮太、夏合宿でトライを量産したWTB鈴木寛大らは変わらない。
この布陣と対峙するのが、大学選手権出場を目標とする日体大だ。
一昨季(2024年)は対抗戦最下位だったが、昨季は6位に浮上して入替戦回避。元NECの木下剛氏をスクラムコーチに招くなどしてセットプレー強化にも注力。大きく進展した。
今季の主将は下級生から主力だったFL岡部義大。ブレイクダウンや衝突局面で働き続けるハードワーカーで、ボールキャリーにも優れる圧倒的な存在だ。
同じ國學院栃木出身のFWリーダーはFL家登正旺。BKリーダーは大阪桐蔭出身のCTB嘉藤匠悟が務めている。
そんな日体大は春季大会Bグループでは5位(1勝4敗)。4敗の相手は帝京((0-91)、慶應(19-45)、法政大学(7-61)、流通経済大学(14-63)。だがBグループ最下位の立正大学には21-12で競り勝った。
菅平(8月)の練習試合では、大東文化大学(14-30)や大阪体育大学(7-36)に黒星を喫して負け越してしまったが、福岡工業大学には26-17で勝利した。
J SPORTS 放送情報
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ラグビー 関東大学対抗戦 2026 日本体育大学 vs. 早稲田大学
放送日時:2026年9月12日(土)午後 2:50 ~ J SPORTS 4
そんな日体大がランニングラグビーの土台として継続的に強化してきたのがスクラムだ。
土曜日の東京・駒沢は雨がちの予報であり、雨中戦となればハンドリングエラーが増えてスクラムが多くなるだろう。スクラムの優劣は試合の鍵を握りそうだ。
その意味においても、リザーブを含めた日体大のフロントローの役割は大きい。
早稲田戦の先発フロントローは、両プロップが中林勇希と真鍋二郎。そしてフッカーは相手NO8城央祐らと桐蔭学園同期のHO内山怜。日体大でレギュラーを掴んでみせた3年生だ。
プロップである日体大柏出身のパエア・レワは、ロックでの先発となった。近場のボールキャリーでも突破口を開く力を持つ。そして両フランカーは岡部主将と家登の國學院栃木出身コンビだ。
2年生SH井上旬とコンビを組むのは、南信州RS(長野県飯田市)から岡谷工業に進んだ4年生SO五味侑也。実力上位の相手だからこそ4年生の働きには期待したい。センターコンビはこちらも最終学年となったラコマイソソ イマニエルと嘉藤匠悟だ。
日体大のラグビーは伝統的に運動量重視。まずはFW戦が予想される雨中戦で、ディフェンスの運動量で「走り勝つ」ことを期待したい。岡部主将と家登の両フランカーの動きに注目だ。
早稲田は展開スキルが高く、雨でもボールを大きく動かしてくる可能性がある。日体大としては相手の高速アタック、長短のキックも警戒したい。
まずは序盤にディフェンスで奮闘して、早稲田のプランを崩したい。そして少ないチャンスを少ないフェーズでモノにする。チャレンジャーとしての姿勢を貫けば必ずチャンスはあるはずだ。
対抗戦の火蓋を切る注目の一戦。キックオフは15時だ。
文: 多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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