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ラグビー コラム 2026年9月28日

【ハイライト動画あり】ラスト3分まで2点差の大熱戦!ラグビー関西大学リーグ2026第2節「天理大学×立命館大学」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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チャレンジャーが関西王者を苦しめた。

9月27日(日)の「ムロオ関西ラグビーAリーグ」第2節。関西Aリーグで昨季7位だった立命館大学が、関西3連覇を狙う天理大学を相手に堂々たる攻守をみせた。

まず立命大は先発を託されたフロントロー(PR鎌田風雅、HO西野陽、PR鍋島孝碩)らが気合いを感じるヒットを披露。ヒット後のチェイスで反則(フリーキック)を取られたが、直後の天理大の縦突進をエラーで終わらせる。

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最初のピンチを脱した立命大は、その後のキック合戦からアタック開始。ワイド&ワイドで天理大の大型FWを振り回すと、相手ペナルティから今度はモール勝負。

狭いサイドでモールを再形成する頭脳的なサインプレーでゴール前へ。ルーキーSH片岡湊志のロングパスで近場の相手FWを切ると、ピックからNO8生島拓海が順目へグラウンディング。

前半無得点に終わった開幕節の不安を払拭する、最高のスタート。立命大が7点を先取した。

立命大はディフェンスも光った。

まずFL𠮷川大智主将が天理大のルーキーLOアンディー・オモロウを一撃で倒す強烈タックル。その後のフェーズでPR鎌田らがスティール成功。「立命優勢」のムードを創り出してみせる。

一方の天理大も相手のイグジット(自陣脱出)キックの失敗からカウンター。鋭い仕掛けが光るSO中村仁のパスから、スピードとパワーを兼備するCTB山田晟大が突破。アドバンテージを仕掛けたSH山下蓮が制し、1トライ(ゴール)を返した。

だが立命大は返す刀でトライを返した。

この日はセットプレーの安定が大きかった。開幕節で不調だったラインアウトは確保が続き、スクラムでは天理大相手に逆にペナルティ。モールでもう一本を追加してみせた。(14-7)

天理大はペナルティに苦しんだ。目立ったのはハイタックル。この日のペナルティ数は相手の2倍にあたる16回に上った。

この多発するペナルティで立命大にチャンスを与え続けると、立命大が少ないパス数でのワイドアタックで翻弄。最後は立命館慶祥出身のトライゲッター、WTB三浦遼太郎が前半34分に3本目を奪った。(19-7)

ラグビー 関西大学リーグ 2026(9月27日)

【ショートハイライト】天理大学 vs. 立命館大学

京都産業大学との開幕節は前半無得点だったが、今節は天理大相手に19-7で折り返した立命大。

後半も出だしから大崩れしなかったが、終盤にかけて奮闘していたラインアウト、スクラムで徐々に押されはじめた。

すると後半16分だ。

立命大は前半のラインアウトは安定していた。しかし積極的に競ってきた天理大のプレッシャーを受けたか、ノットストレートなどミスが続いてしまう。

すると天理大が敵陣ラインアウトの好機を得て、ピールオフから開幕節で大爆発したLOオモロウを突進させる。

ここから徹底したFW勝負。するとゴール前でFLアリスター・サウララがねじ込み、ゴール成功で5点差(14-19)に迫った。

さらに天理大は常翔学園出身のCTB山田がビッグプレー。中盤からスワーブで抜け出すと、アングルチェンジを繰り返して豪快な片腕トライ。FB安川和志が勝ち越しコンバージョンを決め、この日初めてのリードを奪った。(21-19)

試合はラスト3分。

最後にモノを言ったのはスクラムだった。

後半30分過ぎの敵陣右スクラムで、天理大が8人一体のプッシュ。ここで2点ビハインドの立命大が痛恨のペナルティ。

直後、長崎南山出身のSH山下蓮が鋭いクイックスタート。そのまま相手フォワードとのミスマッチを制し、貴重なトライを奪った。

このトライで7点リード。外せば立命大に隙を与えるコンバージョンを成功させ、天理大のリードはセーフティな「9点」に。

そして最後もスクラムで誘ったペナルティからタッチへ蹴り出して、ノーサイド。天理大が28-19で開幕2連勝とした。

地力は証明した立命大。

次戦の相手は同志社大学だ。開幕節で関西大学に26-14で競り勝ったものの、第2節は近畿大学に逆転負け(24-26)を喫した相手とぶつかる。

天理大の次戦は、第2節で関西学院大学に20-10で勝利した1勝1敗の関西大学。開幕3連勝をかけて、地元の天理・親里で迎え撃つ。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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