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ラグビー コラム 2026年7月17日

1勝1敗のラグビー日本代表、国立競技場で 世界ランキング4位フランス代表を迎え撃つ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビー日本代表は、7月18日(土)、新大会「ネーションズチャンピオンシップ(NC)」第3戦で世界ランキング4位のフランス代表と対戦する。国立競技場にて、午後5時40分キックオフだ。初戦(7月4日)でイタリア代表に勝ち、第2戦でアイルランド代表と好勝負を繰り広げた日本代表は、世界ランキングを一つ上げて11位に浮上。3週連続で強豪国とのテストマッチというのは、心身ともに消耗するタフな日程だが、来年のラグビーワールドカップ(RWC)に向けての準備としてはまたとない機会だ。フランス代表はRWCで日本代表と同じプールに入る。過去最高の成績(ベスト4)を目指す日本代表としては、フィジカルの強さ、自由奔放な攻撃を体感し、手ごたえをつかみたい。

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フランス代表は世界ランキングこそアイルランド代表の下だが、NCの戦いぶりを見る限り、勝るとも劣らない力を持つ。身長203㎝、体重142㎏のエマニュエル・メアフーはじめ、重さとスピードを併せ持つ選手も多く、フィジカル面はこの3連戦では最強だろう。密集サイドの縦突破をいかに食い止めるか。ここを突破されれば点差を離されてしまう。攻撃面でも極力直接的なぶつかり合いは避けながら戦いたい。この試合でも地域を進めるキックの使い方は重要になる。

 

フランス代表に挑む日本代表メンバーは、アイルランド代表戦から先発15名では6名の変更がある。FW第一列は、ここまでリザーブだった3名(PR大塚壮二郎、HO江良颯、PR為房慶次朗)が先発。過去2試合は途中交代で良い仕事をしており、立ち上がりから思い切ったプレーを見せてほしい。FW第二列は3戦連続でハリー・ホッキングス、ワーナー・ディアンズという身長2m超のツインタワー。FW第三列はこれまで6番だったベン・ガンター(195㎝、120㎏)が7番に回って、6番にはエセイ・ハアンガナ(198㎝、120㎏)が入る。ハアンガナはテストマッチデビューだ。NO8は仕事人のジャック・コーネルセン(195㎝、110㎏)。フランスのフィジカルに対抗する布陣だ。

BKでは、SH齋藤直人、SO伊藤龍之介、FB松永拓朗という縦の線に12番のCTBは怪我の廣瀬雄也に代わってサミソニ・トゥアが入り、13番のディラン・ライリーとコンビを組む。先週、途中交代で心配されたライリーは大事には至らなかった。そして、11番のWTBに石田吉平が復帰する。リザーブは今回も6人のFWと2人のBK。18番のイジー・ソードは出場すれば初キャップを獲得。SH専門の控えがいないが、伊藤龍之介はSHをカバー、リザーブのメイン平もリーグワンで緊急事態ながらSHを務めた経験がある。リーグワンで新人賞を受賞した上ノ坊駿介もリザーブ入りし、出場すれば日本代表初キャップ獲得。期待感が高まる。

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フランス代表は、先週のオーストラリア代表戦からFW第一列を3人とも変えてきた。PR(1番)ジェファーソン・ポワロ、HOマキシム・ラモット、PR(3番)レジス・モンターニュがスクラム最前列で日本代表と対峙する。フランス最高峰のTOP14の王者トゥールーズのNO8アレクサンドル・ルマットは今大会初出場だ。BKのメンバーは、オーストラリア戦と変わらない。SHマキシム・リュキュがキャプテンを務め、戦術眼、ラン、キック、パス、あらゆるスキルに優れるSOロマン・ンタマック、FBマチュー・ジャリベールが攻撃をコントロールする。CTB(12番)ヨラム・モエファナは、41キャップで経験豊富。CTB(13番)のファビアン・ブロー=ボワリーは、20歳で今年代表デビューしたばかり。190cm、98kgの体躯は脅威だ。リザーブは日本代表と同じくFW6人、BK2人。怪我のアントワンヌ・デュポンに代わって招集されたSHポール・グラウは出場すれば代表デビューとなる。

日本代表はフランス代表に勝ったことがない。2017年に引き分けたように、ある程度力を出せるのだが越えることができない相手だ。個人技に優れ、ボールキャリアーの判断に他の選手が瞬時に反応して創造的なトライを奪うのはフランス代表の特色でもある。日本代表としてはボールキャリアーに圧力をかけ続け、フランス代表の攻守の素早い切り替えに反応したい。歴史的な初勝利を応援し続けるファンに届けてもらいたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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