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ラグビー コラム 2026年7月3日

伊藤龍之介、初キャップ獲得へ 日本代表、新大会初戦でイタリア代表と対戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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世界の列強12チームが集う新大会「ネーションズチャンピオンシップ」が開幕する。北半球のシックスネーションズ(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリア)と、南半球のザ・ラグビーチャンピオンシップの4か国(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン)に、フィジーと日本を加えたチャンピオンシップである。

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ラグビーワールドカップの年と、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズが結成される年を除き、2年に一度開催される予定だ。北半球グループと南半球グループに分かれて別グループの6チームと戦うことで順位を決めていく。便宜上、南半球グループに入った日本代表は、北半球グループの全チームと戦い、最後は同じ順位同士での順位決定戦に臨む。

 

日本代表の初戦は、7月4日(土)、秩父宮ラグビー場にて行われる。相手は世界ランキング10位のイタリア代表だ。両者は2年前の7月21日に札幌で対戦し、イタリア代表が42-12で勝っている。近年めきめきと力をつけるイタリア代表は、今年のシックスネーションズで史上初めてイングランド代表を破り、スコットランド代表にも勝った。アイルランド代表とも接戦を繰り広げており、どのチームにも勝てる実力を印象付けた。今大会のスコッドは平均年齢27歳で総キャップ数も900近く経験豊富なメンバーだ。固いディフェンスを軸に粘り強く戦う相手に対して、日本代表の攻撃がどこまで通じるか、楽しみな戦いになる。

7月2日に発表された日本代表メンバーも楽しみな顔ぶれが揃った。FW第一列は先週のマオリ・オールブラックス戦と同じ、PR岡部崇人、HO原田衛、PR竹内柊平の3人。第2列は、スーパーラグビーで優勝したハリケーンズで主戦LOを務めたワーナー・ディアンズと東京サンゴリアスのLOハリー・ホッキングスの長身コンビ。第3列はサンゴリアスのFL下川甲嗣と、埼玉ワイルドナイツのFLベン・ガンター、NO8ジャック・コーネルセンの3人。機動力とパワーを併せ持ち、空中戦にも強いトリオだ。

SHはフランスから帰国したばかりの齋藤直人。そして、ゲームをコントロールするSOは、テストマッチデビューとなる伊藤龍之介。マオリ・オールブラックス戦では世界トップレベルの洗礼を浴びるシーンもあったが、攻撃面で非凡な能力を発揮した。イタリア相手にさらに自信を深めてほしい。
CTBコンビは、6キャップ目となる廣瀬雄也と39キャップ目になるディラン・ライリー。バックスリーはWTB(11番)石田吉平、WTB(14番)植田和磨、そして、安定感ある松永拓朗が最後尾のFBを務める。リザーブ8名は、FW6名、BK2名の編成となった。タフなFW戦を想定してのものだろう。PR大塚壮二郎、LOマイケル・ストーバーグ、SH上村樹輝が出場すれば初キャップを得る。92キャップのリーチ マイケルがリザーブ席にいるのも心強い。僅差勝負で終盤を迎えたときには、チームを落ち着かせることができるだろう。

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対するイタリア代表は、2度のラグビーワールドカップに出場しているPRマルコ・リッチオーニ、63キャップのLOニッコロ・カンノーネ、54キャップのFLミケーレ・ラマロ、いまや北半球屈指のCTBとなったトンマーゾ・メノンチェッロも先発。手強いメンバーだ。世界ランキング10位と12位の戦いだが、ハイレベルのテストマッチの経験値はイタリア代表が圧倒的に高い。日本代表としては、素早くボールを動かして攻め、イタリア代表の強力FWのパワーを封じたい。マオリ・オールブラックス戦で課題になった地域獲得も勝つためには大切な要素だ。フランスで経験を積んだ齋藤に期待がかかる。新大会の初戦だ。勝利で勢いに乗りたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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