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モータースポーツ コラム 2026年9月18日

両クラスともに今季のターニングポイントの1戦となるか!? 2026 SUPER GT第6戦スポーツランドSUGOプレビュー

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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現在ランキング2位、No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT。

2026年のSUPER GTは、セパン大会の延期に伴い、6月・7月とインターバルがあったが、8月以降はコンスタントにスケジュールが組み込まれ、9月は東北唯一のラウンドとなるスポーツランドSUGOでの300kmレースが今週開催される。

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ここから後半戦ということで、チャンピオン争いもより注目を集めていくことになる。GT500・GT300ともに細かな状況は違うが、このSUGO大会もシーズンの行方を占う意味では目が離せない1戦になることは間違いない。

【6台が燃料流量リストリクター制限域に突入】

ランキングTOPを維持したいNo.36 au TOM’S GR Supra。

今年もNo.36 au TOM’S GR Supraが圧倒的な強さを見せており、第5戦鈴鹿を終えた時点で50ポイントを獲得。つまり、今大会からサクセスウェイトの上限である100kgを背負って戦うことになる。

すでに51kgから導入される燃料流量リストリクター制限が始まっており、ストレートスピードが伸びないなかで戦っていたのだが、中盤戦で他のライバルたちもポイントを稼ぎ、今回は6台の車両が“燃リス圏内”に入る。アップダウンが激しいSUGOでは、燃リスの影響が効きやすいことを考えると、ランキング上位陣にとっては、前半戦とは異なる戦い方になってきそうだ。

特に注目なのが、第4戦富士、第5戦鈴鹿と速さをみせていたホンダHRCプレリュードGT勢。今大会からNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT、No.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの3台が燃リス圏内に入る。今季は序盤戦で苦戦を強いられたが、インターバルの間に、シミュレーションを繰り返してマシンパフォーマンスを見直してきたことが好結果に繋がっていたが、その一方で、サクセスウェイトの軽さがひとつの要因であったことも事実としてある。燃リスが入った状態で、どのようなパフォーマンスを見せるのかに注目が集まりそうだ。

もちろん、今大会での上位争いという点では、前半戦でポイントが稼げなかった分、サクセスウェイトが軽いマシンが有力候補として挙がってきそう。なかでも、今季は3台体制となっているニッサン勢は、全車は燃リス圏内に入っていない。その分、パワーを出し切れるため、予選で上位につけて決勝も逃げ切ることができれば、チャンスは出てきそうだ。

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【大混戦のGT300、SUGOで抜け出すのは?】

No.7 CARGUY FERRARI 296。

一方、GT300クラスは10ポイント以内に6台がひしめく大混戦模様となっている。ポイントが拮抗しているということは、それぞれサクセスウェイト量も同じくらいということで、ここでの差は少ないが、接線な分、わずかな取りこぼしが、シーズン終盤戦に向けたチャンピオン争いに影響してくる。

こちらも優勝争いと言う点では、サクセスウェイトが軽い車両が有利になってきそうだが、その中でランキング上位陣としては1ポジションでも上に上がってきたいところだ。

なかでも、気になる存在なのが、第4戦富士で3位、第5戦鈴鹿で2位と上り調子のNo.7 CARGUY FERRARI 296。ドライバーズランキングでは、ザック・オサリバンのみがランキング3番手というかたちになっているが、相方の梅垣清もSUPER GTに徐々に慣れてきた様子で、中盤戦で勢いをつけてきている。昨年も7号車は重いサクセスウェイトを背負いながらも、SUGOでポールポジションを獲得しているだけに、今回も力強い走りが見られそうだ。

そのほかにも、ランキング首位のNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rをはじめ、粘り強く走って最終的に上位フィニッシュを果たすチームが多数ひしめいているという印象の今季上位陣。波乱が起きやすく、時にはサバイバルレースという雰囲気にもなるSUGOで、どんな結果を残すのか。いずれにしても、ここでの結果が、シーズンの行方を左右するターニングポイントの1つになりそうな予感だ。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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