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モータースポーツ コラム 2026年7月17日

スーパーフォーミュラ2026 第3・6・7戦富士プレビュー|イレギュラーな真夏の3連戦、意外に注目な“スプリントの2レース目”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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今大会も岩佐と太田による激しいバトルが見られるのか?!

今週末は、富士スピードウェイを舞台に第3回瑶子女王杯 スーパーフォーミュラ2026 第3・6・7戦が開催される。ここ数年、シーズン1番といっても良いほどの盛り上がりを見せる真夏の富士ラウンドだが、瑶子女王杯としても開催されるため、誰が栄冠を勝ち取るのかにも注目が集まる。

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そんな富士大会だが、当初の第6戦・第7戦に加えて、悪天候により実施できなかった第3戦の代替も組み込まれ、2日間で3レースという超過密なスケジュールが組まれることとなった。このイレギュラーフォーマットは昨年の最終大会でも実施されたが、今回は気温30℃を超えることが予想される真夏のコンディション。さらに追い抜きの機会が多い富士スピードウェイということで、さらに過酷であり、見どころも多い週末になりそうだ。

瑶子女王杯がかかる第6戦と第7戦は通常通りの決勝41周(または75分)で、途中に1回のタイヤ交換義務がある。なお、今回義務の消化が可能となるピットウインドウが開くタイミングは11周目からとなる。前述でも触れたが富士スピードウェイは追い抜きの機会が多いサーキットということで、純粋なレースペースはもちろんのこと、どのタイミングでタイヤを交換するかという戦略面も重要になってくる。ここは例年通りという部分で変わりがなく、6月末の公式テストを経て、各陣営がどのような戦略を練ってくるのかに注目だ。

そして、密かに筆者が注目しているのは代替開催となる第3戦だ。こちらは通常の約60%のレース距離となる25周(または50分)で、途中のタイヤ交換義務はない。つまり、よほどのことがない限りはスタートからゴールまで同じセットのタイヤで走り切る“スプリント勝負”が見られる。

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昨年の代替開催時は、鈴鹿サーキットというコースの特徴もあり、予選のポジションとスタート直後の位置取りで勝敗を決したところがあったが、今回は富士スピードウェイということでレース中の追い抜きも十分に期待できる。さらに短期決戦ということで、いつも以上に激しい攻防戦が繰り広げられそうな予感だ。

とはいっても、25周とそれなりに周回数があるため、レース中のタイヤマネジメントも必要となってくる。もちろん、バトルをすればするほどタイヤへの負担も大きくなるため、その後のペース維持にも影響してくるだろう。そういった部分を各ドライバーがどのようにコントロールしてトップを目指してくるのか。ここが楽しみなところだ。

この第3戦のグリッドに関しては、オートポリスでの予選結果がそのまま反映されることになる。ポールポジションが岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)で2番グリッドに太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、今季は白熱した戦いをみせている2人の対決というところも目が離せない。

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KCMGの9号車がドライバーを変更。ジュリアーノ・アレジが3年ぶりにSF参戦

ジュリアーノ・アレジ(KCMG)

まだラウンド数としては半分に到達していないが、6月末の富士公式テストを経たことで、各チームとしては実質的な後半戦に突入するという雰囲気があるスーパーフォーミュラ。ここにきて体制面で変更が出てきているチームもある。

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なかでも大きなトピックとなったのがKCMGだ。開幕前に参戦見送りが発表されたカッレ・ロバンペラに代わり、野中誠太がKCMGの2台目車両をドライブしてきたが、今大会ではジュリアーノ・アレジを起用することが発表された。

現在はSUPER GTのGT500クラスや、ニュルブルクリンク24時間レースでも活躍しているアレジ。スーパーフォーミュラには代役参戦を含めて2シーズン半戦い、2023年の第5戦SUGO以来のレースとなる。6月末のテストでは、データ収集というところをメインにこなしていたようで、ポジションとしては下の方ではあったが、久しぶりのフォーミュラカーレースで、どこまで上がってくるのかに注目したい。

ただし、オートポリス大会の代替戦となる第3戦のみは、すでに予選結果が出ている関係上、野中がぶっつけ本番でドライブすることになる。再びリザーブドライバーとして帯同するということがチームから発表されているが、自身のパフォーマンスをアピールできる唯一の機会。こちらも目が離せない。

その他にも、HAZAMA ANDO Triple Tree Racingは、元チームルマンの監督も務めた土沼広芳氏が新チーム代表に就任し、森本晃生氏がチームアドバイザーに就任するなど後半戦に向けて体制を変更してきている。

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新体制で臨むHAZAMA ANDO Triple Tree Racing のjuju

こういったところも含めて、今回の富士3連戦がどのようなレース展開になっていくのか。レースをする側も、レースを観る側もタイトスケジュールな2日間となるが、どれも見逃すことはできないのは確かだ。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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