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第7戦 富士 決勝
ボクの所属する日本モータースポーツ記者会(JMS)は、入会の規定があって、モータースポーツの現場での取材実績があり、媒体における発表記事、会員二人の推薦状と共に入会希望書を提出することとなっている。というわけでJMSは、現場主義を標榜してきた・・・。しかし、ボクは以前に比べて現場に足を運ぶことが少なくなっている、今日この頃。
先週末のスーパーフォーミュラ第6戦、第3戦(決勝のみ)、第7戦を自宅でSFgoのアプリケーションとJ SPORTSのテレビで観戦&取材となった。とても、とても素晴らしいレース展開が繰り広げられて楽しめた3イベントだった。
週末の3連戦は、チームスタッフの皆さんにとっては大変だったことでしょう。ご苦労様でした。
自宅、東京の天候は安定していたのに、会場の富士スピードウェイは、両日ともに不安定でした。グランドスタンドの後方にある峰、明神峠が雲に覆われて、サーキットの各所で雨が降るという、とても難しいコンディションとなっていた。テレビモニターとスマホを前にして室内観戦する当方にとっては、その状況下でどのような作戦、ドライビングを披露してくれるかワクワクしながら目が離せなかった。ガジェットの操作に弱い前期高齢者にとってSFgoの表示、知りたいデータをチョイスするのに手間取りながらも、番組解説者である土屋武士氏、脇阪寿一氏の53歳コンビによる二人の的確かつ絶妙なコメントが素晴らしかった。互いに間髪入れずにマシンガンのようにコメントするのでMCさんが言葉を挟むのも大変なようだった。それによってサーキットの現場にいるよりも深く、内容の濃い観戦ができた。
二人の国内トップフォーミュラ、トップツーリングカーの経験者は、SUPER GTのチームオーナー/エンジニア/監督の土屋氏、チーム監督の脇阪氏。エンジニアらしくマシンのメカニカル面、過去のデータ、スタッツ(統計)とドライバーの心理面、チームの思惑、作戦、そして勝負所を事が起きる前に予測して番組視聴者に対してレース展開により強い興味と醍醐味を与えてくれた。現在、スーパーフォーミュラの解説は、ご両人以上の解説陣は存在しないのではないだろうかと確信した。本当に素晴らしかった。ありがとうございました。
シリーズは、後半戦に突入して行く。現時点でポイントランキングで2位以下を大きく引き離している太田格之進選手に誰が迫って行くのか。
さて、今週末はフォーミュラEの「2026 TDK Tokyo E-Prix」が開催される。その会場で「“World Appearance & EV Kart Trial” with KYOJO CUP」が行われる。KYOJO CUPのドライバーがEVカートに乗って行うイベントのMCを担当させていただきます。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会会長。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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