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モータースポーツ コラム 2026年8月26日

F4チャンピオンたちの活躍に注目

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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第4戦 富士スピードウェイでの17号車Astemo HRC PRELUDE-GT

SUPER GT 第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』が終わりました。
ご存知のように第3戦のセパン戦が延期となっているので、実質4戦目の大会ですが、GT500クラスでは、前戦の富士に続いてホンダのプレリュードが速くて、強かった。予選で17号車Astemo HRC PRELUDE-GTのがポールポジションを獲得。Q2でステアリングを握った野村勇斗選手がQ1でトップ、Q2でもトップに位置していた64号車Modulo HRC PRELUDE-GTのタイムを0秒077差で逆転した。
野村選手は、GT500ルーキー。なんとプレリュードで鈴鹿を走行するのは、土曜日午前中のフリー走行が初めてだった。10周して予選に臨んで、Q2では4周目にトップタイムを叩き出した。ポールポジションインタビューでは、淡々とした中にもいつも以上に嬉しさを漂わせた。弱冠20歳。4輪レースでは、2022年にフランスF4選手権でデビューし、日本へ戻ってFIA-F4参戦2年目の2024年にチャンピオンに、翌2025年は、スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)のチャンピオンにそれぞれ輝いた。今季はフォーミュラとツーリングカー、それぞれの国内トップカテゴリーに参戦している。

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近年は若手ドライバーがF4を経て国内最高峰カテゴリー、さらに海外へとステップアップしており、F4が確実にステップボードとしての役割を果たしていると言える。
先日のF1のオランダGPでピンチヒッターとして参戦し、11位フィニッシュした角田裕毅選手は、国内FIA-F4、岩佐歩夢選手は、フランスF4で、それぞれチャンピオンを獲得。岩佐選手は、昨年、国内最高峰フォーミュラカテゴリーであるスーパーフォーミュラのチャンピオンにも輝いた。そして、SUPER GT 第5戦で優勝した16号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの佐藤蓮選手もFIA-F4のチャンピオン経験者。その佐藤選手は鈴鹿でSUPER GT初優勝を挙げた。

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ここまでは、F4の次にステップアップカテゴリーを経て今に至る各ドライバーの話だが、国内ではなく海外に目を向けたときには、これからどのシリーズを選択するべきなのだろうか。SFLなのか、フォーミュラ・リージョナルなのか、それともFIA-F3なのか。

ボク自身も、現在のSFLがグローバルなラインから少し外れてきている存在のシリーズではないかと心配になってきている。一方で国内のリージョナルは今後どれだけ発展するかの途上段階。一気にFIA-F3へステップアップしようにも、自動車メーカーなどの育成プログラム等のバックアップがなくては難しい状況だ。
選択肢が多いのは良いけれど、どれを選ぶべきか本当に悩むだろう。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会会長。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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