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モータースポーツ コラム 2026年9月30日

2026年WRC第13戦ラリー・イタリア・サルディニア“本年最終戦”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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第12戦終了時点でポイントリーダーのエルフィン・エバンス

当初の予定では最終戦は第14戦のサウジアラビアでしたが、中東情勢により全13戦で打ち切るとの決定がなされました。その結果今年のシリーズチャンピオンシップ争いではランキングはすでにトヨタに決定しており、最終戦ではTOYOTA Gazoo Racing WRTの3名のドライバーが僅差で世界チャンピオンを目指します。エルフィン・エバンスが230ポイント、サミ・パヤリが213ポイント、オリバー・ソルベルグが209ポイントで、タイトル獲得の権利を持っています。3人のうち誰が勝ってもトヨタはダブルタイトル獲得です。

ラリー・イタリアは1928年にラリー・サンレモとしてイタリア本土で始まった歴史あるラリーで、1973年に創設されたWRCの発足当初からのメンバーでした。ラリー・サンレモはバカンスシーズンに開催されていたため広範囲にわたって交通渋滞を引き起こしたことから、2004年から地中海最大の島であるサルデーニャ島へ移転し、現在に至っています。近い将来ローマ周辺へ移転するとの動きもあるようです。

サルデーニャ島の路面はケニアやギリシャ並みの悪路で表面は柔らかいものの、深く掘れるとその下にがれきが現れるグラベルです。加えてミッキージャンプと呼ばれる周期の短い連続ジャンプやウォータースプラッシュがあります。先行スタートは特に不利とされています。

このような条件で選手権を争うドライバーたちがいかに戦うのかが見ものです。このところ
グラベル戦でタイヤトラブルによって順位が大幅に変わる事象が続出しています。まるで脱落者を探すゲームみたいです。

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最終戦はタイムを競うだけで勝負が決まるラリーになってほしいと思います。
ラリー1(Rally1)のエントリーはTOYOTA Gazoo Racing WRT、TOYOTA GAZOO RACING WRT2が5台、HYUNDAI Shell Mobis WRTが3台(3台目はダニ・ソルド)、M-Sport Ford WORLD RALLY TEAM が3台です。
ラリー2(Rally2)はエントリーが充実し、シュコダ、トヨタ、ランチアの三つ巴で面白くなってきました。
ラリー・サンレモ時代も含めラリー・イタリアのドライバー別優勝回数ランキングは、セバスチャン・ローブが5回、セバスチャン・オジェが4回、ディディエ・オリオールが3回、ジル・パニッツィが3回、ティエリー・ヌービルが2回などとなっています。

ラリー概要は次のとおりです。
10月1日(木)
SS本数:1本
SS距離:2.08km
リエゾン距離:60.35km
総走行距離:62.43km

10月2日(金)
SS本数:6本
SS距離:120.90km
リエゾン距離:438.22km
総走行距離:559.12km

10月3日(土)
SS本数:6本
SS距離:124.76km
リエゾン距離:542.02km
総走行距離:666.78km

10月4日(日)
SS本数:4本
SS距離:61.62km
リエゾン距離:280.40km
総走行距離:342.02km

大会合計
SS本数:17本
SS総距離:309.36km
リエゾン総距離:1320.99km
総走行距離:1630.35km

文:福井 敏雄

福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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