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モータースポーツ コラム 2026年6月22日

2026年WRC第8戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ “シーズン後半は7戦連続グラベル”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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ラリージャパンはエルフィン・エバンスが優勝。ドライバーズランキングも首位を走る。

ラリージャパンは、ちょうど年間シーズンの真ん中でした。7戦中、トヨタが6勝し独走状態です。
WRCはこれから後半戦の入り、7戦連続でグラベルが続きます。

1950年代に創設されたアクロポリス・ラリーは、1973年のWRC創設以来のメンバーで、がれき状の石が散乱する荒れた路面を走行するラフ・グラベルイベントとして当時からよく知られていました。この時期のギリシャは高温も予想されるため、クルマ、タイヤ、ドライバーにとって厳しい条件となります。
今年はラリーのレイアウトが変わり、出発点を南に下げて、世界最古の運河があることで有名なコリントスの近郊のルートラキに移動しました。SSは従来のギリシャ中部の高地林主体とは異なり、太陽に焦げた岩だらけのコースを組み込まれています。
今回のアクロのSS設定の特徴は、金曜日と土曜日に1回だけしか走行しないSSを設定したことです。金曜日はSS6本の内4本が、土曜日は同6本のうち2本が1回のみの走行です。特に注目したいのは金曜日です。SS出走順はポイントの高い順ですから、今年好調のトヨタ勢が出走順の上位にずらりと並びます。トヨタ勢は苦労するでしょうね。また金曜日は中間サービスポイントがリモートサービスですから、あまり大きな修理ができません。色々考えて金曜日の結果が大きく影響しそうです。

TOYOTA Gazoo Racing WRTは、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、オリバー・ソルベルグ、勝田貴元、サミ・パヤリの5台のRC1で参戦、HYUNDAI Shell Mobis WRTはティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモー、ダニ・ソルドの3台、M-Sport Ford WORLD RALLY TEAMはジョシュア・マクアーリン、ジョン・アームストロング、マルティン・セスクスに加え地元のジョルダン・セルデリディスの4台のRC1で参戦です。

前半戦7戦終了時点でのチャンピオン・ポイント状況は以下のとおりです。
ドライバーズランキング
① エバンス:151 
② 勝田:131 
③ ソルベルグ:102 
④ パヤリ:96 
⑤ オジェ:90
⑥ フルモー:89 
⑦ ヌービル:73

J SPORTS 放送情報

マニュファクチャラーズランキング
① TOYOTA Gazoo Racing WRT:370 
② HYUNDAI Shell Mobis WRT:243 
③ TOYOTA Gazoo Racing WRT2:106 
④ M-Sport Ford WORLD RALLY TEAM:85

最後にアクロポリス・ラリーの概要は次のとおりです。

SS本数 SS km Liaison km Total km
6/25 Thu 1 1.86 km 105.65 km 107.51 km
6/26 Fri 6 129.22 km 320.82 km 450.03 km
6/27 Sat 6 108.23 km 611.41 km 719.64 km
6/28 Sun 4 84.00 km 127.45 km 211.45 km
Total 17 323.31 km 1165.32 km 1488.63 km

文:福井 敏雄

福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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