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地元開催となる勝田貴元。そのドライブに注目が集まる
2004年に北海道で始まったラリー・ジャパンが約10年の休止期間を経て愛知・岐阜エリアに戻ってきてから5年が経過しました。
ラリー・ジャパンは毎年シーズン終盤に開催されてきました。シーズン終盤はチャンピオン決定の重要な時期であり、世界中から注目を浴びることからその主催者にとって“美味しい”イベントになります。WRCの長い歴史の中では、英国のRACラリー(現・ウェールズ・ラリーGB)が最終戦の栄誉を担ってきました。
さて、今年のジャパンは昨年11月開催から約6ヶ月の超短期で開催となり主催者は大忙しです。シーズンど真ん中の開催ですから。年間優勝を話題にするには早すぎます。
前半戦はTOYOTA Gazoo Racing WRTが連勝した後、ラリー・ポルトガルでHYUNDAI Shell Mobis WRTが一矢を報いました。前半終了時点のポイント獲得状況は次のとおりです。
①エルフィン・エバンス 123、②勝田 貴元:111、③オリバー・ソルベルグ:92、④アドリアン・フルモー:79、⑤サミ・パヤリ:78、⑥セバスチャン・オジェ:74,⑦ティエリー・ヌービル:68。
マニュファクチャラーポイントは①TOYOTA Gazoo Racing WRT:311,②HYUNDAI Shell Mobis WRT:218、③TOYOTA Gazoo Racing WRT2:86、④M-Sport Ford WORLD RALLY TEAM:71となっています。
愛知県と岐阜県のステージを舞台に、豊田市でサービスが行われるこのイベントは昨年の半分の準備期間でコースの見直しを行われました。
その中で新規のステージや従来のステージの逆走などの手を加え競技性の高いラリーとなっています。
また、開催時期が従来の秋から初夏に変わったことにより、梅雨の影響が気にかかります。ターマックとウェット路面は最も相性の悪い組み合わせとされています。発行されているアイテナリーによればDay1は中間サービスが設定されていますが、Day2はタイヤサービスのみで、サービスなしのまま8本のSSを走破することになります。このあたりが勝敗の鍵になりそうです。
また勝田選手の地元でもあり、その活躍を期待しましょう。
今シーズンはラリー・ジャパンがターマックイベントの最終戦になり、この後は全てグラベルとなります。ギリシャ、フィンランド、イタリア(サルディニア)といった個性の強いグラベルやパラグアイ、チリなど馴染みの薄いイベントが後半控えています。
ラリー・ジャパンの概要は次のとおりです。
| SS本数 | SS km | Liaison km | Total km | |
|---|---|---|---|---|
| D-1 (5/29) | 6 | 108.54 km | 238.07 km | 346.61 km |
| D-2 (5/30) | 8 | 120.22 km | 212.15 km | 332.37 km |
| D-3 (5/31) | 6 | 74.06 km | 152.23 km | 226.29 km |
| Total | 20 | 302.82 km | 602.45 km | 905.27 km |
文:福井 敏雄
福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。
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