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モータースポーツ コラム 2026年8月26日

2026年WRC第11戦ラリー・デル・パラグアイ“シーズン終盤はグラベルの連続”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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第10戦終了時点でポイントリーダーのエルフィン・エバンス

前戦フィンランドではセバスチャン・オジェの大クラッシュがあったもののトヨタ勢が2年連続ポディウム独占でシリーズのポイントを伸ばしています。大クラッシュにもかかわらずオジェは無事のようで第11戦は出場との情報です。

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2025年にWRC初開催となり、今回が2回目となるパラグアイは南米大陸の中央部に位置し、ブラジル、ボリビア、アルゼンチンと国境を接している小型国家です。首都はアスンシオンですが、ラリーは首都から約350 km離れた風光明媚なエンカルナシオンがベースとなります。ここのグラベルは赤色でキメが細かい道幅の広い部分ではスムーズな走行条件となります。コースは道幅の広い草原と狭い森林のテクニカルコースの組み合わせですが、WRCでは開催実績の少ないラリーのため、各チームは走行条件に関するデータが十分ではなく、危険回避のマージンを持って走行することが必要でしょう。
パラグアイはFIA南米シリーズのトランス・チャコ・ラリーが開催されるなど、モータースポーツ愛好国です。

私がサラリーマン駆け出しだった頃、自動車の中南米地域の輸出の仕事をしていたことがあります。ブラジル、パラグアイには日本の近代史にもあるように、移民の歴史があり、パラグアイではその成功者のひとりであるトヨトシ・ファミリー(豊歳家)がトヨタ販売店を経営されています。日本人移住者の豊歳直之氏がトヨタ車販売を手がけるトヨトシ・グループを築きました。同氏は、2009年から2017年まで駐日パラグアイ大使も務めていました。

折しも秋篠宮ご夫妻は、2026年8月19日にパラグアイへ到着し、8月21日には日本人移住90周年記念式典に出席されています。

J SPORTS 放送情報

第10戦終了後のポイントは以下のとおりです。
■ドライバーポイント
エルフィン・エバンス:201、②サミ・パヤリ:171、③勝田 貴元:160、④オリバー・ソルベルグ:156、⑤セバスチャン・オジェ:139、⑥アドリアン・フルモー:129、⑦ティエリー・ヌービル:125、⑧エサペッカ・ラッピ:25

■マニュファクチャーポイント
TOYOTA Gazoo Racing WRT:514、②HYUNDAI Shell Mobis WRT:340,③TOYOTA Gazoo Racing WRT2:184、④M-Sport Ford WORLD RALLY TEAM:130

ラリー概要は次のとおりです。
8月28日
SS本数:8本
SS距離:153.78km
リエゾン距離:143.92km
総走行距離:297.70km

8月29日
SS本数:9本
SS距離:135.74km
リエゾン距離:284.97km
総走行距離:420.71km

8月30日
SS本数:5本
SS距離:68.12km
リエゾン距離:160.04km
総走行距離:228.16km

大会合計
SS本数:22本
SS総距離:357.64km
リエゾン総距離:588.93km
総走行距離:946.57km

このラリーの特徴は概ね下記のとおりです。
・DAY 1に33.88 kmのロングSSあり。他は概ねショートSS。
・SS総距離はFIA基準より大幅オーバーの358.88 km。
・全走行距離に対するSS比率が38%で他のラリーの20~25%に比べ非常に高い。

文:福井 敏雄

福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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