人気ランキング
コラム一覧
第5戦 GT500クラス決勝
今夏は猛暑日が続く一方、8月下旬から線状降水帯等が日本各地で立て続けに発生し、降雨による被害が出ている。スポーツ競技だけでなく、さまざまなイベント開催にも影響を与えているが、9月19、20日に宮城・スポーツランドSUGOで迎えるSUPER GT第6戦は、秋晴れの下での開催を切望する。今シーズンは、第3戦マレーシア大会が来年度に延期され、その代替戦が11月の最終戦もてぎ大会でダブルヘッダーとして開催されるが、シーズン後半戦に突入するSUGOでは、これまでの戦績によってコンディションが異なるなかで、どのような戦略をもって臨むのか。
J SPORTS オンデマンド番組情報
-
公式練習 第6戦 スポーツランドSUGO 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月19日(土)午前10:20 ~
-
予選 第6戦 スポーツランドSUGO SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月19日(土)午後2:20 ~
-
トークショー 第6戦 スポーツランドSUGO 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月20日(日)午前9:50 ~
J SPORTS オンデマンド番組情報
-
選手紹介~ウォームアップ走行 第6戦 スポーツランドSUGO 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月20日(日)午前11:10 ~
-
決勝 アナザースイッチライブ【スタート進行コースイン演出から配信!】 第6戦 スポーツランドSUGO 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月20日(日)午後0:30 ~
-
決勝 第6戦 スポーツランドSUGO SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年9月20日(日)午後1:00 ~
波乱の展開が多いSUGO
SUGOにおけるSUPER GTといえば、「なにかしらドラマが起こる」、「波乱の展開になりやすい」というイメージが先行する。レースファンなら、「魔物が棲む」と言われることもご存知だろう。山間部に位置するSUGOは、他のサーキットよりコンパクトながらアップダウンが多く、ブラインドコーナーもある。最終コーナーからホームストレートにかけての急な上り坂も、SUGOの代名詞のひとつだ。これらの特色が「ギュッ」と詰まったコースをSUPER GTのモンスターマシンがところ狭しとバトルを繰り広げる様子は、極めてスリリングであり、レースの醍醐味を体現していると言えるだろう。
ショートコースで幅が狭く、抜きどころも少ない難コースをドライバーが心地よく攻めるために、予選ではひとつでも前のグリッドを手に入れたい。それゆえチームは持ち込みのセットアップに注力することになる。朝の公式練習では、決勝のロングランのシミュレーションはもちろんのこと、予選に向けてセッティングの細かなアジャストを繰り返す様子を目にすることができるかもしれない。グランドスタンドで観戦する方は、各チームの作業を比較してみるのも楽しいはずだ。
予選では、クリアなコース上でアタックできるよう「場所取り」も重要になる。各車両がどのタイミングでコースに向かうのか。この駆け引きも注目だ。そして、決勝では、「トラフィック」がキモになる。全長が短いゆえ、すぐさまホームストレートに各車が戻ってくる。そして、ほどなくしてGT300、GT500の両クラスが入り乱れた状況に。幅の狭いコースゆえに車間も近く、大接近のまま周回が続く。GT500クラスの場合、せっかく前方の車両が迫っても、次から次へとGT300クラスの車両が現れてペースダウンを強いられることもある。加えて、サクセスウェイト等のハンディキャップが課されているランキング上位勢は、本来のスピードを発揮することが難しい。それぞれ異なる条件の車両がひとかたまりとなってバトルに興じる姿は、まさにカオスそのものだ。ときに結果として思わぬアクシデントを誘発することにもつながるのだが、それもまたSUGOならでは。シーズン序盤よりはるかに不確定要素が増えるなか、ドライバーにとっては、いつも以上に高い集中力が求められる神経戦になると言えるだろう。
快進撃が続くホンダ陣営を阻止するのは?
富士、鈴鹿の直近2戦で勝利したホンダ陣営。シーズン序盤の不調を一掃するパフォーマンスを見せており、ライバルチームの警戒レベルも急激に上昇したことだろう。現在、依然としてNo.36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が暫定ランキングトップをキープしているが、引き続き、燃料流量リストリクターおよびサクセス給油リストリクターを併用する唯一のチームとなる。36号車は前回の鈴鹿戦で初めて2段階目のサクセス給油リストリクターを装着。作業時のロスタイムも経験済みであるため、SUGOに向けて粛々と策を練っていると思われる。一方、快進撃のホンダ勢は、No.8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)、No.16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)の3台が50kg超のサクセスウェイトとなり、GT500クラスでは計6台に燃料流量リストリクターの調整が適用される。いずれにせよランキング上位勢は、タイトル争いを見据えてひとつでも上の順位でチェッカーを受けることを意識した走りになる可能性が高そうだ。
ウェイトが軽い、あるいは未搭載のチームにチャンス到来という見方をすれば、鈴鹿戦の予選において約100分の8秒という僅差でポールポジションを逃したNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)や唯一のヨコハマタイヤユーザーであるNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、また、昨年のSUGO戦で好結果を残したチームとして、まだサクセスウェイトが軽いNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)やNo.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)の巻き返しに注目したい。
J SPORTS 放送情報
-
SUPER GT 2026 第6戦 スポーツランドSUGO 予選
放送日時:2026年9月19日(土)午後 2:20 ~ J SPORTS 4
-
SUPER GT 2026 第6戦 スポーツランドSUGO 決勝
放送日時:2026年9月20日(日)午後 1:00 ~ J SPORTS 4
大混戦のGT300。どのチームが抜け出すか?
前回の鈴鹿では、No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがチーム参戦以来初優勝を飾った。予選では冨林勇佑が自身初ポールポジションを獲得し、決勝ではコンビを組む藤原優汰と揃ってSUPER GTでの初勝利を掴み取る大活躍だった。国内外のさまざまなメーカーの車両が戦いを繰り広げるGT300クラスとしては、各大会の諸条件にピタリと当てはまるチームが躍動することも珍しくなく、鈴鹿ではBMWが装着するミシュランタイヤの高いパフォーマンスが好走につながったと言える。一方、第4戦富士大会を終えて暫定ランキングトップタイだったNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)とNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)はともに鈴鹿をノーポイントで終わっており、代わってNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)がトップに浮上。No.777 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)、そしてNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)が続いている。今回はトップ10台が50kgのサクセスウェイトとサクセス給油リストリクターの調整を併用することになるが、上位勢のポイント差は僅かであり、結果次第でまだまだランキングが上下する状況だ。
SUGOでは、上位勢がサクセスウェイトに悩まされるのを尻目に後続のチームが台頭する可能性も高いだろう。昨年のウィナーであるNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)をはじめ、予選での速さは十分にあるものの、まだ決勝での入賞が果たせていないNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)など、SUGOと比較的相性が良いGTA-GT300規定車両の躍進にも期待が集まる。なお、鈴鹿でレース終盤に大クラッシュを喫した52号車も無事にエントリーを果たしており、ファンからの声援を受けて復帰戦を迎えることになる。
シルバーウィーク中の開催となる今大会。秋日和のレース観戦を心待ちにするファンも多いことだろう。天候の行方も気がかりだが、レース展開同様、予測するのは難しい。各チーム同様、柔軟に対応できるよう万全の態勢で熱い戦いを見守っていただきたい。
文:島村元子
島村 元子
日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
決勝 第5戦 ローン・スター・ル・マン(アメリカ) FIA 世界耐久選手権(WEC) 2026
9月6日 深夜2:30〜
-
8月23日 午後1:00〜
-
鈴鹿1000kmレース 第4戦 インターコンチネンタルGTチャレンジ 2026
9月13日 午後12:20〜
-
決勝 第4戦 サンパウロ6時間レース(ブラジル) FIA 世界耐久選手権(WEC) 2026
7月12日 午後11:00〜
-
予選 第5戦 ローン・スター・ル・マン(アメリカ) 【限定】FIA 世界耐久選手権(WEC) 2026
9月6日 午前4:50〜
-
ライブステージ【SS9】 第12戦 ラリー・チリ・ビオビオ WRC世界ラリー選手権 2026
9月12日 午後11:00〜
-
第5戦 鈴鹿サーキット SUPER GT 2026 AFTER THE DRIVE
9月7日 午前7:00〜
-
第9戦 マニクール(フランス) FIM スーパーバイク世界選手権 2026
9月7日 午後9:30〜
J SPORTSで
モータースポーツを応援しよう!
