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モータースポーツ コラム 2026年7月16日

太田格之進vs岩佐歩夢の序盤戦から中盤戦は混戦模様に?

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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シーズン中盤戦を迎えるスーパーフォーミュラ

2026年のスーパーフォーミュラは、約2カ月のインターバルを経て、今週末に富士スピードウェイで行われる第3戦・第6戦・第7戦から中盤戦に突入していく。今シーズンは開幕戦から太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がもてぎで2連勝を果たし、第5戦を終えた時点でランキング首位をキープ。そのライバルとして初戦から速さをみせて常にトップ争いに加わっているのが、昨年チャンピオンの岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)だったが、中盤戦以降はそこに新たなライバルが加わっていき、チャンピオン争いは混沌としていく予感がある。

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太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

例年になく天候に恵まれないレースが続いている2026年シーズン。開幕戦もてぎは悪天候による途中中断もあり、全体の75%に満たないレース距離で終了したほか、第3戦オートポリスも悪天候により決勝はキャンセル。その代替戦が7月の富士大会に組み込まれる。そのほかにも第4戦鈴鹿では終盤に雨がパラつき、レース展開にも大きく影響を与えた。

その中でも、毎戦安定してトップ争いを繰り広げているのが、冒頭で触れた2人。実際に第5戦を終えた時点のドライバーズランキングをみても太田が52ポイントで首位につけ、37.5ポイントで岩佐がランキング2位につけている。各レースの展開を振り返っても、予選でのポールポジション争いや決勝でのトップ争いに必ずと言って良いほど2人が絡んでおり、特に激しい攻防戦で盛り上がった第5戦鈴鹿では両陣営ともにお互いを意識し合った戦略を採っていたのが印象的だった。

今年は、この2人によるチャンピオン争いになっていくのかと思われたが…第5戦で新たなライバルが登場する。それが今季NTT docomo Business ROOKIEに移籍した福住仁嶺だ。

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福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

第2戦もてぎでチームに初表彰台をもたらすなど、序盤戦から上位につけていた福住。第5戦では予選でポールポジションを奪うと、決勝でも岩佐、太田と手強いライバルを相手に一歩も引かない走りを披露。最終盤の攻防戦も制して、自身としては5年ぶりに優勝を果たし、チーム初勝利の快挙も達成した。

ここ数年は、ホンダからトヨタへの移籍もあるなど、さまざまな変化があった福住だが、事あるごとに「福住は速い」という声が関係者の間から聞こえていた。自身としてもチームとしても岩佐と太田を抑えて優勝できたということは、残りのシーズンに向けても自信を深めるきっかけになっていることは間違いないだろう。

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6月末に富士スピードウェイで行われた2回目の公式テストでも安定して上位につけていた印象で、7月の富士3連戦でもトップ争いに加わってくる可能性は高そうだ。そうなってくると、シーズン序盤のような「太田vs岩佐」という構図に福住が加わり、今季のチャンピオン争いはさらに混沌としていきそうな予感だ。

もちろん、この他にも富士でのレースを得意とする坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)や、富士公式テストで好調だった佐藤蓮、イゴール・オオムラ・フラガのPONOS NAKAJIMA RACING勢も、目が離せない存在であり、もちろん他にも注目のドライバーがたくさんいる。

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イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

これらを踏まえると、7月の富士3連戦で誰が多くポイントを獲得するかで、第8戦SUGO以降の勢力図にも影響していきそう。太田や岩佐、あるいは福住といってトップランカーたちが頭ひとつ抜け出るのか、それも他の誰かが彼らに追いつくのか……。例年以上に“シーズンの行方を左右する”夏の富士大会となりそうだ。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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