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ル・マン24時間の舞台となるサルト・サーキットは パーマネントコースと公道を組み合わせた13.626kmのコース
モータースポーツコラム by 皆越 和也
伝統のル・マン24時間が開催されるのは、パリから南西に位置するサルト県ル・マン市南部のサルト・サーキット。南北に長く設営されているが、長いストレートであるユノディエールの第1シケインからパーマネントコースに戻るポルシェカーブまでは、ル・マン市から外れている。
巨大なピット棟とグランドスタンドのあるスタート/ゴールラインから北へ向かいダンロップ・カーブからダンロップ・シケイン(現在はグッドイヤーブリッジが架かる)を抜け右へ大きく曲がったテルトル・ルージュで一般道に合流する。左側には大きなポプラの木が並ぶ。
ここから全長約6kmにも及ぶストレート、ユノディエールで、90年から2つのシケインが設けられた。第1シケインはストレートから右へ、第2シケインは左にずれて走る。シケインが設置される以前、88年にはWMプジョーが最高速405km/hをマークした。
ユノディエールのエンド部、右への直角コーナーがミュルサンヌで、かつてはこの右側に各チームのサインボードが掲げられていた。ミュルサンヌからは深い森の中を駆け抜ける。特に日が落ちると真っ暗となる。緩い右カーブを抜け左への直角コーナーがインディアナポリス。短いストレートを過ぎ右への直角コーナーがアルナージュで、ここでは低速でコーナリングするのでギャラリーも多い。
ポルシェ・カーブの直前から一般道と別れパーマネントコースへ。ここから先はツイスティなカーブが連続し、それを過ぎるとピットロードの入口がある。ここをやり過ごすと2連続のシケインであるフォード・シケインがありホームストレートに戻って来る。そしてスタート/ゴールラインで全長13.626kmを1周となる。全体的に平坦なコースではあるが、ダンロップ・カーブやポルシェ・カーブなど起伏のある箇所もあり、またユノディエールも若干の起伏がある。なおコースレコードは2017年に小林可夢偉(トヨタ)がマークした3分17秒791だ。
2007年にはル・マン市中心部からテルトル・ルージュの内側までオレンジ色のトラムが運行されるようになり、ファンの移動もずいぶん楽になった。ただしレース開催中は非常に混雑する。またグランドスタンド北側の博物館は大幅にリニューアルされ、展示車両も増えたようだ。
文:皆越和也
皆越 和也
1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。
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