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モータースポーツ コラム 2026年7月10日

前半最終戦は舞台を南米ブラジルへ トヨタが得意のコースでル・マンに続き連勝なるか?

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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ル・マン24時間レースは7号車が優勝。得意のコースで連勝なるか。

プロトタイプカーであるハイパーカークラス、FIA GT3車両で争われるLMGT3クラス、この2クラスの混走により争われるFIA世界耐久選手権(WEC)の第4戦が、ブラジル・サンパウロのインテルラゴスにおいてサンパウロ6時間レースとして開催される。当初の予定では後半戦スタートの第5戦として予定されていたが、開幕戦のバーレーンが中東事情の不安定さから最終戦へ変更になったことから、この第4戦は前半戦の最終戦となった。
ル・マン24時間を終え戦いの舞台はヨーロッパを離れ南北アメリカ大陸へ移ったが、サンパウロのインテルラゴス・サーキットはル・マン24時間を制覇したトヨタ・レーシングが元々得意としていたコース。ル・マンでは3メーカーによる大接戦となったが、この6時間レースを制するのは昨年ここでWEC初優勝を決めたキャディラックか、ル・マンでトヨタの2台に割って入ったBMWか、それともトヨタが連勝するのか、はたまた別のメイクスなのか? 
週末を楽しみに待ちたい。

J SPORTS オンデマンド番組情報

インテルラゴスはブラジル最大の都市であるサンパウロに1940年に建設されたサーキットで、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェとも呼ばれる。ホセ・カルロス・パーチェとは1970年代に活躍したブラジル人F1ドライバーのことだ。コースは半時計回りでスタート直後の1〜2コーナーが下りでスリリングな場所。インフィールドは短いストレートが続いた後に上りのタイトなコーナーが連続してヘアピンではまた下り、最終コーナーから緩やかに上っていくというアップダウンにも富んだコース。ホームストレートにつながる14コーナーはアクシデントが多発するポイントで、1周は4.309kmとかつてのコースからコンパクトになっている。

今回もハイパーカークラスには、トヨタ、プジョー、フェラーリ、キャディラック、アルピーヌ、BMW、アストンマーティン、ジェネシス(ヒョンデ)の8メイクス17台がエントリー(フェラーリのみ3台)している。アストンマーティンの2台、そしてキャディラックの12号車は今回はドライバー2名が交代でドライブすることになった(その他の14台は3名体制)。
ポイントリーダーとしてインテルラゴスに臨むトヨタが、ここで連勝し弾みをつけられるか? 24時間レースでは変化する状況に合わせ見事なエンジニアリングを展開させたが、今回はその1/4の時間のレースとなる。どこまで臨機応変に作戦を変えていくのか? 楽しみにしたい。

J SPORTS 放送情報

LMGT3クラスは、アストンマーティン、BMW、フェラーリ、マクラーレン、フォード、レクサス(トヨタ)、コルベット(GM)、ポルシェ、メルセデス各2台の計18台がエントリー。BMWの69号車は今回ブラジル国旗をイメージしたような特別なリバリーとなり、その活躍する姿はチェックしておきたい。残念なニュースとしては、アストンマーティンの23号車のレギュラーである地元出身のバリチェロが、母国イベントを欠場することになったことだ(同日開催のIMSAに出場)。このクラスではル・マン24時間でコルベットの33号車が優勝したことで頭ひとつ抜け出した感があるが、まだ今回は全8戦中4戦目。ライバルたちにも逆転の可能性は十分にあるだけに、このラウンド以降その差を縮めたいところだろう。

J SPORTSでは、予選を7月11日深夜2時20分〜12日午前6時(オンデマンド)、決勝を12日午後11時〜13日朝7時30分にLIVE(J SPORTS 2/オンデマンド)でお伝えする予定。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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