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モーター スポーツ コラム 2025年6月12日

ル・マン24時間には3クラス62台186名がエントリー トヨタはフェラーリの連覇を止められるか?

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦でありシリーズ最大のイベント、ル・マン24時間は6月14〜15日に決勝レースが行われる。今年で93回目の大会となるクラシックイベントは、ハイパーカークラスが3台追加の計21台、LMGT3両クラスが6台追加の計24台、そしてヨーロッパ・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラス計17台の計62台がエントリーしている。フェラーリが3連覇を達成するのか?それともトヨタ(TGR)やポルシェ、はたまた他がストップさせるのか?今年もこのビッグイベントからは目が離せなさそうだ。

1923年(大正12年)に初開催された耐久レースは、今回は93回目の開催。舞台となるサルト・サーキットはパリ南西のル・マン市郊外にあり、パーマネントコースと一般道を組み合わせ1周は13.626kmとなる。

今年は予選方式に変更があった。これまではまず予選を行い、各クラスの上位8台計24台が”ハイパーポール”に進み上位グリッドを決めていた。それが今年はハイパーカークラス、LMP2とLMHT3クラスの2つに区分され、それぞれが「H1」、「H2」という2回の”ハイパーポール”が実施されることになった。
ハイパーカークラスでは、21台のうち上位15台が「H1」へ進出し、さらにその上位10台がトップ10のグリッドを決める「H2」へ。「H1」と「H2」は同一ドライバーが出走できない。LMP2とLMGT3クラスでは、上位12台ずつが「H1」へ進出し、さらにその上位8台ずつがトップ8のグリッドを決める「H2」に進む。こちらも「H1」と「H2」は同一ドライバーが出走できず、さらに必ずブロンズドライバー(ジェントルマンドライバー)が出走しなければならない。

8〜9日には現地でテストデイが行われたが、ハイパーカークラスで最速タイムをマークしたのは8号車トヨタで、これに51号車フェラーリ36号車アルピーヌ6号車ポルシェ、83号車フェラーリ、4号車ポルシェが続いた。LMP2クラスのトップはユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ・ギブソン、LMGT3クラスでは87号車レクサスがそれぞれトップタイムをマークした。さて、実際の予選では、どのような結果になるだろうか?

エントリーした日本人ドライバーは、ハイパーカークラスでは7号車トヨタの小林可夢偉、8号車トヨタの平川亮の2名。LMGT3クラスではケッセルレーシングの57号車フェラーリ296 GT3の木村武史(ル・マン24時間は7回目の挑戦)、ユナイテッド・オートスポーツの95号車マクラーレン720S GT3をドライブする佐藤万璃音の2名。なお日本ではおなじみのアンドレ・ロッテラーがLMP2クラス18号車オレカ・ギブソンをドライブする。

今回のル・マン24時間では、TGRをはじめ特別なカラーリングを施した車両もあり、そのカラーリングも楽しみたい。

J SPORTSでは、6月12日に予選と、フリープラクティス2と3、13日にハイパーポールフリープラクティス4、そして14日にはウォームアップ走行をすべてオンデマンド限定でオンエア。決勝レースは14日午後10時20分からJ SPORTS 1/オンデマンドでLIVEでお伝えする予定。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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