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【プレビュー】シーズン折り返しはモナコのストリート2連戦! | フォーミュラE世界選手権 2025/26 第9・10戦 モナコ
モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ前戦ベルリンでシーズン2勝目を掴んだミッチ・エヴァンス(ジャガー)
F1、WRCと並ぶ世界選手権自動車レース「フォーミュラE世界選手権」のシーズン12(2025年〜26年)はいよいよシーズンの折り返し。第9戦・第10戦はモナコ公国のモナコ市街地コースでの2連戦「Monaco ePrix」です。今回は前半戦を振り返りつつ、2026年5月16日(土)17日(日)に開催される「Monaco ePrix」のプレビューをお届けしましょう。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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予選 第9戦 モナコ FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26
配信日時 : 2026年5月16日(土)午後5:25 ~
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決勝 第9戦 モナコ FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26
配信日時 : 2026年5月16日(土)午後9:30 ~
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決勝 第10戦 モナコ FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26
配信日時 : 2026年5月17日(日)午後9:30 ~
シーズン全17戦の内の8戦が終了。ここまでミッチ・エヴァンス(ジャガー)が2勝、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)が2勝。そしてジェイク・デニス(アンドレッティ)、ニック・キャシディ(シトロエン)、パスカル・ヴェアライン(ポルシェ)、ニコ・ミュラー(ポルシェ)と6人のウイナーが誕生していますが、チームとしての優勝は「ジャガー」4勝、「ポルシェ」ワークスが2勝と、前半戦は「ジャガー」が急上昇したシーズンになりました。
「ポルシェ」は母国ドイツで開催された「Berlin ePrix」でニコ・ミュラー(ポルシェ)がフォーミュラE初優勝を達成。かつてはアウディのドライバーとしてDTM(ドイツツーリングカー選手権)でも活躍したツーリングカーのトップドライバーが6シーズン目の参戦で優勝を勝ち取りました。さらに、ベルリンの第8戦ではパスカル・ヴェアライン(ポルシェ)がポールポジションを獲得と大活躍だったのですが、ミッチ・エヴァンス(ジャガー)が逆転勝利を飾り、両者のポイント差は3点に縮まりました。
そして、ベルリンで連続表彰台を獲得したのが今季未勝利の王者、オリバー・ローランド(ニッサン)。第7戦で3位、第8戦で2位と今季5度目の表彰台を獲得し、「Tokyo ePrix」を含む後半戦は「ニッサン」の活躍にも期待がもてるようになってきました。
決勝でなかなか優勝に結びついていないものの、伏兵として存在感を示しているのがエドアルド・モルタラ(マヒンドラ)で、ベルリンでは今季3度目のポールポジションも獲得。着実に上位フィニッシュを続けており、今回のモナコ次第ではチャンピオン争いをかき回す存在になってくる可能性は充分にあります。
F1とほぼ同じレイアウトとなる「Monaco ePrix」の魅力はなんといっても昨年までのF1では見られなかったオーバーテイクショーでしょう。昨年の第6戦では194回、第7戦では167回のオーバーテイクがあったとフォーミュラEが報告しています。
現行のGEN3マシンでは最後のモナコとなりますが、来シーズン以降に導入されるGEN4は一気にパワーアップするので、逆にモナコではGEN3ほどのオーバーテイク合戦が期待できないかもしれません。今年からF1も少し小さい車体となり、オーバーテイクショーが期待されていますが、フォーミュラEほどではないでしょう。
現行のGEN3マシンでは最後のモナコとなる
「Monaco ePrix」で最も勝利数が多いドライバーは意外かもしれませんが、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン)の3回です。元F1ドライバーで、F1時代にはポイントを獲得していますし、フォーミュラEでは旧レイアウトのショートコース時代に2勝、そして現レイアウトになった昨年も優勝を飾っています。複数回モナコの優勝経験があるのは彼だけで、フルレイアウトになってからは、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(当時:DSテチータ/現ジャガー)、ニック・キャシディ(当時:エンビジョン/現シトロエン)、ミッチ・エヴァンス(ジャガー)、オリバー・ローランド(ニッサン)、そしてセバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン)が現役では優勝を経験しています。
モナコでの優勝経験がないパスカル・ヴェアライン(ポルシェ)は2024年にポールポジションを獲得。今季マクラーレンから「DSペンスキー」に移籍したテイラー・バーナードは昨年、20歳の若さでポールポジションを獲得。過去にFIA F3でもモナコ優勝経験を持つテイラー・バーナードにとって、モナコは苦戦している今季の流れを変える1戦になるかもしれません。
優勝経験を持つニック・キャシディ(シトロエン)にとっても流れを変えたい1戦でしょう。レース巧者ともいえるキャシディは昨年14番手スタートから3位表彰台を獲得していますし、ベルリンではメキシコシティでの優勝以来となる2位表彰台を獲得。キャシディは過去にもベルリン、モナコと連続して好成績を残して後半戦にチャンピオン争いをするパターンがあったため、モナコでの活躍は今季の浮上のキッカケになるかもしれません。
今年はいったい何度のオーバーテイクが見られるのか、ドライビングテクニックとエネルギーマネージメントのミックス勝負。モナコでニューウイナー誕生の瞬間が見られるか、モナコウイナーたち優勢となるのか、ラストラップまで見逃せません。
文:辻野ヒロシ
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【決勝 ハイライト】FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26 第8戦 ベルリン(ドイツ)(5月3日※現地)#formulae
辻野 ヒロシ
1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。
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