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モータースポーツ コラム 2026年5月8日

もうひとつの“頂点をかけた戦い”インタープロトシリーズが今週末開幕

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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インタープロトシリーズ

スーパーフォーミュラやSUPER GTなど、国内トップカテゴリーが今年も開幕して、熱戦が繰り広げられているなか、今週末は女性ドライバーのみのシリーズとして近年急激に注目度を集めているKYOJO CUPが開幕を迎える。だが、それにも増して激しい戦いが繰り広げられているインタープロトシリーズも、今シーズンは目が離せない様相となっているのだ。

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元レーシングドライバーの関谷正徳氏がプロデュースし、長年富士スピードウェイを舞台に開催されてきたインタープロト。マシンやタイヤは全てワンメイクで、予選はノックアウト方式ではなく15分一本勝負でグリッドを決定。決勝はローリングスタートの方式で、第1戦の9周を行い、チェッカーフラッグしてクールダウンラップを終えると、ゴールした順位のままグリッドに再整列。すぐに第2戦(9周)のスタートとなる。

超スプリント戦ではあるものの、第2戦までにタイヤを温存しておくという戦略もあり、頭の使いどころではあるが、いずれにしても短期決戦ということで、他のレースではみられないようなバトルが展開される。

過去にも松田次生や平川亮、坪井翔などSUPER GTでチャンピオンに輝いたドライバーらが参戦し、ここで腕を磨いてきた。今年も開幕戦はかなり見どころの多いメンバーが揃った。

チャンピオンに輝いた卜部和久は、今年もINGING MOTORSPORTから参戦。その卜部とチャンピオンを争った佐々木大樹も継続で88号車のTOMEI SPORTSからのエントリーとなる。

卜部和久(INGING MOTORSPORT)

インタープロトでは常連となっている山下健太(NAVUL)、阪口晴南(K-tunes Racing)もチーム移籍等はなく、開幕戦からトップ争いに絡んでくるかが注目だ。

今季3台体制となるアキランドレーシングは、小山美姫が61号車でエントリー。現在SUPER GTのGT300クラスで2戦連続表彰台に乗っており、その良い流れを今週末のインタープロトでも発揮したいところ。71号車には国本雄資、8号車には阪口良平と、インタープロトシーズンの経験者が名を連ねている。

そんななか、注目のドライバーが今年インタープロトに帰ってくる。2021年と2022年にスーパーフォーミュラでチャンピオンに輝いた野尻智紀だ。当初からトヨタ系のドライバーが多く参戦していたインタープロトで、初めてホンダ系ドライバーとして参戦したのが野尻。優勝の経験もあるなど、当時はトップ争いに毎回のように絡んでいた。

ここ数年は参戦機会がなかったが、今年は55号車 人馬一体ドライビングアカデミーから参戦。久しぶりのインタープロトで、どのような走りを見せるのか、楽しみなところだ。

同じホンダ系のドライバーとして、昨年・一昨年に参戦して注目を集めた牧野任祐。昨年の最終戦の段階では「これで最後かも」というようなことを話していたが、今季は37号車K-Designからエントリーすることとなった。昨年の最終大会ではポールポジションを獲得し、第5戦ではポジションを下げたものの、第6戦ではしっかりとトップを取り返して優勝。その流れを、今年の開幕大会でも活かせるかに注目だ。

さらに今年は注目の若手も参戦。32号車NETZ NOVEL MIEには、昨年もスポット参戦した小林利徠斗が乗る。今勢いに乗っている若手の1人ということで、このインタープロトでも先輩の間に割って入ってくるのか目が離せない。27号車TOMEI SPORTSからはFRJやFIA-F4に参戦する三浦柚貴が初参戦を果たし、こちらも活躍が楽しみなところ。

そして、一昨年でSUPER GTを引退したロニー・クインタレッリも変わらず参戦するということで、ここでしか走りをみられないドライバーがいるというのも、このインタープロトシリーズの魅力のひとつかもしれない。

ロニー・クインタレッリ(TOMEI SPORTS)

インタープロトは専用車両「Kuruma」で争われるのだが、それと混走するかたちでGR Supra GT4で争われるSUPRAクラスも今年は面白くなりそう。開幕大会には6台がエントリーし、石川京侍、平良響、大湯都史樹、松井孝允、堤優威、柴田優作と、かなり大混戦になりそうな予感。

昨年まで同クラスで圧倒的な強さを見せていた坪井翔がいない分、予想がつかないほど手に汗を握る戦いが待っていそうだ。

インタープロトシリーズでは、プロドライバーたちの戦いだけでなく、同じ車両を使ってレースをするジェントルマンレースも最近はレベルが上がり白熱している。特にインタープロトのエキスパートクラスでは、プロ顔負けと言っても過言ではないほどハイレベルなトップ争いが繰り広げられている。

今年も、大蔵峰樹、山口達雄、永井秀貴の3人に加え、昨年ジェントルマンクラスでチャンピオンに輝いた大山正芳もエキスパートクラスに加わり、熱いバトルが展開されそうだ。

レースの様子はインタープロトの公式YouTubeでライブ配信される。そしてJ SPORTSでも各戦のハイライト番組が放送される。もちろん現地でもドライバートークショーなどイベントもあるため、もし都合が合えば現地で、他のカテゴリーとは違ったバトルに、ぜひご注目いただきたい。

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文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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