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モータースポーツ コラム 2026年5月7日

いきなりル・マン24時間の前哨戦となるスパ6時間 開幕戦を制したトヨタの連勝なるか?

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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イモラ6時間レースは8号車トヨタが勝利。トヨタの連勝なるか?

2026年FIA世界耐久選手権(WEC)は、中東紛争の影響を受け、フェラーリの地元であるイタリア、イモラ6時間レースが開幕戦の舞台となった。4月19日に行われた決勝では、中盤にトップを奪った8号車トヨタが参戦100戦目にして通算50勝目を挙げる記憶に残るレースとなった。2位は51号者フェラーリだったが、7号車トヨタも3位でフィニッシュ。2台のトヨタが表彰台にそろうのは2023年最終戦以来2年半ぶりということもあり、日本のファンにはうれしい結果となった。

それにしても今季トヨタのTR010ハイブリッドのリバリーと前面スタイリングは、かなり格好良くないだろうか? 
ヘッドライトはクラウンやプリウスに似た”ハンマーヘッド”デザインで、現在のトヨタ市販車を代表するようなスッキリとしたものになった。またリバリーも1998年のGT-One TS020を彷彿とさせるものとなり、往年のファンを喜ばせている。

決勝ではトヨタのピットでの戦略がうまくはまり、タイヤ無交換作戦を敢行した8号車がトップを奪うと、7号車は8号車を追った51号車フェラーリを抑え込み8号車を逃すことに成功した。途中雨が落ちて来たが路面を濡らしてしまうほどではなく、トヨタが王者フェラーリを下すという結果となった。4位は35号車アルピーヌ、5位は20号車BMW、そして6位は50号車フェラーリだった。

新規参戦のジェネシス(韓国ヒョンデの高級車ブランド)は、2台ともトップから周回遅れになりながらも無事完走し、17号車が15位だった。熟成はこれからだろう。

またLM GT3クラスでは、序盤に頑張ったレクサスが早々にマシントラブルで後退したのは残念だった。ポールからスタートし終盤まで快調にトップを守った10号車マクラーレンも脱落。結果的に69号車BMWが開幕戦を制した。

第2戦の舞台となるスパ・フランコルシャンは1周7.004kmと長い山岳コース。かつては14km以上もある公道コースだったが、現在ではパーマネントのサーキット。このコースは一気に急坂を駆け上るオールージュが名物だが、流れるような高速カーブもありル・マン24時間レースの開催されるサルト・サーキットに似たハイスピードサーキット。このため各チームは高速コース用のセッティングを施し、ル・マンを意識した戦いを行う。次戦のル・マンを予想する上でも見逃せない戦いとなるだろう。さらにスパは”スパウェザー”と呼ばれる気まぐれな天候でも有名だ。

J SPORTS 放送情報

ここ3年では、23年トヨタ、24年ポルシェ、25年フェラーリと毎年ウィナーが変わっているが、今年は開幕戦の戦い方を見るとフェラーリとトヨタの対決となりそうだ。先週富士で開催されたSUPER GTにも参戦した小林可夢偉も既に7号車トヨタに合流し、忙しい5月を送ることになる。ここでトヨタが連勝を果たせば、ル・マン24時間レースでの活躍の期待も高まるだろう。LMGT3クラスはBMWが先勝したが、マクラーレンやシボレーも速さを見せた。こちらは混戦が予想される。

また来季からハイパーカーに参戦するマクラーレンのLMDh車両、「MCL-HY」がロールアウトしたというニュースも入っている。

J SPORTSでは、予選を5月8日(金)午後9:20~深夜0:10(オンデマンド)、決勝を5月9日(土)午後8:30~午前5:00(J SPORTS 2/オンデマンド)にLIVEでお伝えする予定。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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