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開幕戦ポールポジションを獲得したのはNo.38 KeePer CERUMO GR Supra。
今年も岡山国際サーキットで開幕した2026 SUPER GT。土曜日の予選、日曜日の決勝ともに晴天に恵まれ、前年を上回る延べ2万5000人が来場した。いつもは波乱が起こりがちな岡山ラウンドだが、今回は一度もセーフティカーやフルコースイエローが導入されないという、いつもとは異なるレース展開となった。
しかし、この週末には残念なニュースも飛び込んできた。6月に開催予定だった第3戦マレーシア・セパン大会が、緊迫化する中東情勢に状況を鑑みて、開催延期を発表。当初の3年契約が1年ずれることとなり、今回開催分を2027年に回し、2026年シーズンは残る7戦での開催となった。
情勢が悪化している中東からは遠く離れた場所ではあるが、燃料・原油価格の高騰や、東南アジアでは給油制限が出ている国もあるとのこと。さらにマシンや機材を運ぶロジスティックス面でも影響が出始め、輸送スケジュールも不透明になってきていることもあり、現地プロモーターであるHAROスポーツ&エンターテイメントと話し合って、自主的に開催延期を決めたという。
代替開催はなく、年7戦になったことで、ひとつひとつのレースがより重要となるなか、全車ノーウェイトの“ガチンコ勝負”で注目を集めた開幕戦は、今年4連覇を狙うNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が制した。
開幕戦を制したNo.36 au TOM’S GR Supra。
しかし、昨年同様にポールポジションを奪うことができず、優勝は飾ったものの満足はしていない様子だった2人。特に坪井は「Q1で山下選手が他をぶっちぎってくれていたので、Q2も全然いけると思ったんですけど…それを出し切れなかったので非常に残念です」と、かなり悔しそう様子だった。
決勝に関しては、もともとペースが良いということで自信を持っていた2人だが、それでも“予想外”なことが起きていた。
今回、ポールポジションを獲得したのはNo.38 KeePer CERUMO GR Supra。そのスタートドライバーを務めたのは、前日の予選Q2でも坪井を上回ってトップタイムを記録した大湯都史樹。対する36号車は、山下がスタートを務めたが「もちろんトップに立ってバトンを渡したいと思っていましたが、相手も大湯選手で手強いので、チャンスは限られるだろうなと思っていました」と話す。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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公式練習 第2戦 富士スピードウェイ 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年5月3日(日)午前10:20 ~
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予選 第2戦 富士スピードウェイ SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年5月3日(日)午後2:10 ~
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決勝 第2戦 富士スピードウェイ SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年5月4日(月)午後1:30 ~
その言葉通り、序盤から着々とリードを築いた38号車。これに対して36号車はGT300との混走のタイミングがよくなく、ギャップを詰めることができない。この状況をみて相手より早くピットストップを済ませる作戦を選択。これに反応して38号車もすぐにピットインし、GT500ルーキーの小林利徠斗が乗り込んだ。ピットアウト時点では38号車が前だったが、前日ポールポジションを獲れなかった悔しさを晴らしたい坪井は、ここぞとばかりに攻め込んでいき、37周目のバックストレートでオーバーテイク。そこからは、セーフティカーのリスクも考慮して、そこまで攻めなかったというが、38号車との差はみるみるうちに広がっていき、最終的に19秒の大差をつけて開幕戦を制した。
前人未到の同一チーム4連覇に向けて幸先良いスタートを切った36号車陣営。開幕戦での総合的なパフォーマンスをみても頭ひとつ抜け出ている感があるが、例年と違ったのは、絶対王者を苦しめる存在となりそうなライバルが現れたことかもしれない。
それが、2位に入った38号車だ。大湯のスピードは言わずもがなだが、相方の小林利徠斗もGT500クラスにステップアップして初のレースでいきなり優勝争いを展開。結果的に坪井に敗れるかたちとはなったが、今後の成長が楽しみな存在であることは間違いない。
No.38 KeePer CERUMO GR Supra。
第2戦富士からは、恒例のサクセスウェイトを搭載してのレースとなるため、勢力図は変わってくるだろうが、シーズンを通した戦いで見ると、この2台は目が離せなさそうだ。
文:吉田 知弘
吉田 知弘
幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ
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