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モータースポーツ コラム 2026年5月12日

SUPER GT第2戦 勝利を分けたピットストップ2秒の差

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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開幕2連勝のNo.36 au TOM'S GR Supra

SUPER GTの第2戦は、「2026 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 3 HOURS RACEゴールデンウィークスペシャル」として開催されて、予選日+決勝日の来場者数が83,600人(前年比101.3%)だった。

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予選日には天候が崩れるという予報があったものの、Q2でパラパラと雨が落ちた程度で路面のコンディションに変化は無く、走行への影響は見られなかった。

予選が終わり、富士スピードウェイに夜の帷が降りる頃には雨が本降りとなった。近年は多くの来場者がテントを持ち込んで場内でキャンプしているが、決勝日を迎えるまでは気温も下がり、強い雨に見舞われるなど、大変な一夜を過ごしたのではないかと思います。未明に雨はあがり、天気が好転して決勝が迎えられて良かったです。

その決勝では、GT500クラスでポールポジションからスタートしたNo.14 ENEOS X PRIME GR SupraとセカンドポジションスタートのNo.36 au TOM'S GR Supraの両スープラが1-2走行。3時間レースのファーストスティントで一時は、No.14が約20秒の大差をつけていた。

両車は、同じスペックのタイヤをチョイスしてスタートしていたが、レース後の取材から、No.36のタイヤ内圧設定の影響からピックアップ(タイヤカスがトレッドに付着)があってペースが上げられなかったからだったのではないかと推測。セカンドスティントで内圧を修正その差を詰め、燃費走行を成功させた。

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そして、両車同時に行った2回目のピットストップでNo.36の作業時間が約2秒短く、先行してコース復帰に成功。No.14は、それを予測し、なおかつ路面温度が下がり始めるサードスティントにワンランクソフトなタイヤをセットしてトップ奪還を目指したが、逆に差をつけられてしまった。No.14にとっては悔しい結果となった。

レース後のインタビューでNo.36の坪井翔選手が苦しい状況の中で2位を堅持した山下健太選手を称えた。また、伊藤大輔監督は、逆転で得た勝利は開幕戦より嬉しいと喜んだ。しかし、2戦を終えて、すでにサクセスウエイトが80kg(40点x 2)と達しており、唯一燃料リストリクターが締められてその俊足が奪われ、予選で苦戦するだろう。さらに今シーズンからは給油リストリクター規制が適用されることとなり、こちらも唯一ピットインの停車時間が長くなることにより、コース復帰後に順位が大きく下がることが予想される。

今後3戦はポイント獲得が最大の目標となる。前人未到のシリーズ4連覇を狙うNo.36にとって、給油リストリクターは大きな壁として出現している。それでもなおポイントを獲得してきたNo.36 au TOM'S GR Supraの決勝の強さが発揮されるのか。今後の戦いから眼が離せないだろう。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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