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モータースポーツ コラム 2026年5月28日

素晴らしい週末。スーパーフォーミュラとインディ500

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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スーパーフォーミュラ第5戦の様子

皆さんと同じく、スーパーフォーミュラ第5戦(鈴鹿)をテレビ観戦していました。
最序盤の混乱以外はトラブルもなく、そして最後の最後までワクワクする展開で楽しませていただきました。解説の土屋武士氏も力を込めて話していましたが、この一戦は国内モータースポーツ史に残る一戦であったと・・・。私も同感です。
NTT docomo Business ROOKIEに初優勝をもたらした福住仁嶺選手とそれを支えたチームの総合力。シリーズプロモーターが標榜している【HUMAN MOTORSPORTS】のコンセプトを実感させていただきました。
そして、圧巻だったのは、終盤の2位争いです。先行する太田格之進選手に対し、S字でインから見事にパッシングした岩佐歩夢選手。日本人トップドライバー同士による、ギリギリのマシンコントロール+順位を争うものすごいパッション。そして、互いを尊重するスポーツマンシップがそこに凝縮されたシーンだった。

また同じ週末には、アメリカでは第110回インディアナポリス500マイルレースが開催されていた。
そして、ご存じのようにフェリックス・ローゼンクビスト選手が優勝。もう一人、日本からアメリカへ飛び立っていったドライバーが、インディカーシリーズの頂点レースを制した。
最終ラップの第4(最終)コーナーを立ち上がってからの攻防は圧巻だった。チェッカードフラッグが振られる下のブリックヤードを通過した時の差は0.233秒。優勝を手中に収めたと思っていたのに勝てなかったデビッド・マルカス選手のレース後の落胆ぶりは見るのも辛くなるシーンだった。この差は、インディ史上最小差だった。
プレスリリースが月曜日に届き、そこにはアメリカのスポーツらしく多くのスタッツが書かれていました。最終ラップに優勝を逃してしまった記録は過去4回、現在34歳のローゼンクビスト選手と同じ年齢で優勝したのは2009年のエリオ・カストロネベス選手以来、決勝グリッド4番手からスタートしたドライバーが優勝したのは8度目で前回このグリッドから優勝したのは2017年の佐藤琢磨選手──などなど、これでもか、これでもかと統計が並ぶ。
インディの取材を現地で始め時た時にプレス担当の女性にリリース受け取りを申請した時に「了解!私たちがメディアに対して出すリリースの数はものすごく多いの、それでもよければ、申し込みを承諾するわ(笑)」と言われたことを思い出す。
その言葉通りで、本当にその数たるやすごい。

そして、今年の優勝賞金は、300万ドルを超えた。日本円に換算すると4億円超え。これぞアメリカンドリームだ。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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