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モーター スポーツ コラム 2023年9月7日

福住仁嶺選手(No.16 ARTA MUGEN NSX-GT)「チーム全員、やっと同じ気持ちの中でレースができた」 | SUPERGT 2023 第5戦 鈴鹿【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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── 61周目には3回目のFCYが入りましたが、あとは逃げるだけという気持ちだったのでしょうか?

福住:いや、うしろが“いる、いない”(の違いがある状態)だと、全然レースの展開も変わってくると思いますし、僕らはハード側のタイヤをはめていたっていうのもあって、ピックアップ問題も多少はあったんで……。もし、FCYとかセーフティカーが入ったとして、うしろ(のクルマ)が真後ろまで迫った時に再スタートすると、うしろにやられちゃうんじゃないか(抜かれるのではないか)と、不安がありました。あとは、ピックアップがついちゃったりとかすると、もうまったく勝負できないぐらいペースが落ちちゃうんで。FCYが出た瞬間は、毎回ヒヤヒヤしてましたね。FCY、セーフティカーのあとっていうのはブレーキも冷えますし、ブレーキが冷えるとタイヤも冷えやすくなったりするんです。やっぱり、ミシュランが後ろにいる(23号車)っていうところが一番警戒してる部分ではあったので、本当に何事もなく(レースが終わって)良かったです。とにかく“FCYで終わってくれ!”って思ってて。もうずっと祈ってました。“セーフティカーは出るなよ”って。

だから、逃げるために、残り10周ぐらいまではかなりプッシュしてました。ただ、そのあたりからだいぶ気持ちとしてもラクになったし、もう残り5周になると、セーフティカーが出てもこのままゴールで終わるだろうって、結構頭の中では計算もしてましたが、最後まで何が起こるかわからないのがレースなので、“頼むから、何もトラブルとかペナルティとか出ないでほしい”っていう気持ちもありつつ最後まで走って、無事にチェッカーを受けた時はひとまず安心というか……。それに、レースが終わっても、正式に(結果が)出るまで何が起こるかわからないことがいっぱいあるので……(苦笑)。とりあえずどういう結果であろうが、トップでチェッカーを受けたっていうことには変わりはないので、そこは素直にチームとみんなで喜び合って……と思ったんですけど、無線の調子が悪くてまったく向こう(チーム側)の声が聞こえず、結構ドタバタだったんですよね(笑)。

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