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上位ではドライタイヤの交換が2番目に早く、それでこそ谷口と思われたものの、なんとアウトラップでまさかのスピンが!すぐに復帰するも挽回ならず、非常に悔しい思いをしたはずだ。まだサクセスウェイトは9kgということも含め、あの時見せた速さは保たれているに違いない。よって今回はグッドスマイル初音ミクAMGを大本命としたい。今回勝たずして、いつ勝つのかと。
その一方で、終盤に見せ場があったレースだった。赤旗からの再開直後にトップに立ったのは、PONOS GAINER GT-Rの安田裕信/大草りき組。それまでも2番手につけていたが、安田が力走を見せ、リスタートから間もなくトップに浮上。しかし、これを逃してくれなかったのが、GAINER TANAX GT-Rの富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介組だった。チームメイトであっても、富田が安田に容赦なく襲いかかり、やがて逆転を果たす。
それでも路面の渇きとともに、谷口のトップ再浮上を許したことから、富田は谷口より3周早くピットイン。これが最大の勝因となった。GAINER TANAX GT-Rがピットに戻る間に、トップに立ったのはSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人/山内英輝組で、追いかけるのはSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹/河野瞬佑組だった。その2台に迫ってきたのが、誰あろう富田。ドライタイヤに交換するロスを嫌って、コースに留まり続けた山内英輝と吉本大樹ながら、ラップタイムが秒単位の差となってはたまらない。
ラスト2周で富田がトップに立ち、それでも表彰台には上がれるかと思われたが、なんと最終ラップの最終コーナーで2台は接触。SUBARU BRZ R&D SPORTがスピンで6位に後退、4位でチェッカーを受けたSYNTIUM LMcorsa GR Supraはペナルティで10位に降格。ちなみに、ここまで上げた車両はグッドスマイル初音ミクAMG以外、タイヤはダンロップを装着。
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