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モーター スポーツ コラム 2023年9月12日

SUPER GT第6戦プレビュー|ここまでがウェイトMAXの戦い。重いチームは我慢を強いられ、軽いチームは我慢が実る!?

SUPER GT by 秦 直之
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活躍が予想される38号車ZENT CERUMO GR Supra

SUPER GTも、いよいよ佳境に差し掛かり、スポーツランドSUGOでシリーズ第6戦を迎える。第6戦といえば、サクセスウェイトが積み続けられるシーズン最後のレースで、第7戦は半減され、最終戦は全車ノーハンデとなるのはご存知のとおり。ランキング上位陣は今回までは我慢のレースを強いられる一方で、サクセスウェイトに苦しんでいないチームは、俄然勝負に討って出るというケースが多い。

今回は、久々の300kmレース。ピットストップは1回で済むから、概ねセオリーどおりの戦いになるはずだ。しかし、SUGOといえば、使い倒されたあのフレーズを当てはめたくないが、ドラマチックな展開となることが多いサーキットだ。果たして……。

昨年、軽くないはずなのに、あのチームが勝った理由とは?

昨年のSUGO大会はミシュランのウェットタイヤの驚くべき性能もあり3号車が逆転勝利した。

昨年、ここSUGOでGT500クラスを制したのは、CRAFTSPORTS MOTUL Zの千代勝正/高星明誠組で、サクセスウェイトは68kg相当と決して軽くはなかった。予選は11番手。こちらの方が相応だったとも言える。勝因は、レース中に降り出した雨だった。タイミングよくタイヤを交換し、最近痛感させられているミシュランのウェットタイヤのハイパフォーマンス。これによって勝利を奪い取ったのだ。

今年は気まぐれな天気が多いので、今回もひょっとして……。逆もありだろう。スタート直後は降っていた雨が、途中でやんで予定外のドライタイヤへの交換があったら、それで戦況が一気に変わる可能性もあるだろう。

またSUGOといえば、アップダウンに富んだテクニカルレイアウトで知られ、攻め甲斐があると語るドライバーは多い。実際、上り勾配の最終コーナーでかかる横Gは国内随一と言われ、アクセルを踏んで回るコーナーがほとんどである。予選で一発を決めれば、満足感も高そうだ。しかし、コース幅が広いとは言えず、またランオフエリアも狭い区間があって、特にSPコーナーがそうだが、ワンミスが命取りとなりかねない。

そういったアクシデントが発生すれば、FCY(フルコースイエロー)提示は必至。もし、84周の1/3、すなわち28周目を超えていたら、躊躇なくピットに素早く入るべきだろう。ただ、タイミングの妙もある。アクシデントが発生した、しかし、もうストレートを通過したというのでは、FCY提示直前のピットインは不可能。逆にSPコーナーで発生した、ちょうど最終コーナーに入った時だったら、もう絶対! 終始ドライコンディションが保たれたら、これが勝因になることは間違いない。

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