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これに対して、Niterra MOTUL Zは最も遅いタイヤ交換となったが、4番手に留めたのだから、悪い判断だったとは言えないだろう。ひとつ違った視点から見ると、GT500クラスでも10周強を走った後、100周目までの残り周回を、もう1回の給油だけで走れるのも明らかになった。今までのほぼ3分割でないと無理、というセオリーは覆されたことになる。まぁ、そのために全体が、燃費走行を強いられたかもしれないが。
スタートしてから5周でピットストップというのは、GT500クラスでは現実的ではなかろうが、10周を超えたら“あり”というか、富士の450kmレースでは、いわゆるアンダーカットを狙ってくるチームも現れそうだ。その上で周回遅れにならないことを条件に、SCやFCY(フルコースイエロー)が長かったり、頻繁に出たりすれば、よりレースを有利に戦えるだろう。話を戻そう。終盤になってGT300クラスの車両に火災が発生。火の勢いが強く、消化に時間を要したことからSCが出され、やがて赤旗に改められてレースは中断される。その間にゲリラ豪雨に見舞われたため、再開は延長されることに。ストレート上に止められた車両は、中断中にウェットタイヤへの交換が許される。
これで再びNiterra MOTUL Zに追い風が吹く。再開後のペースが、もう明らかに違うのだ。あっという間にトップに返り咲き、そのまま逃げ続けていった。途中で雨はやみ、後述するGT300クラスではドライタイヤに交換した車両が優勝を果たすも、GT500クラスではウェットタイヤでのステイが正解。それはマシンの重量や、タイヤの剛性の違いによるのだろう。実際、ドライタイヤに交換して勝負に出たチームは、ただただ順位を落としただけ。高星が逃げ切り果たし、千代とともにランキングのトップに浮上。ミシュランのウェットタイヤがすごい、という強い印象を残しながら…。
NSXと立川の鈴鹿ラストランにも注目したい
NSX勢は鈴鹿のラストランを勝利で飾りたい。
さて、今回のレースである。Niterra MOTUL Zに関しては、サクセスウェイトが98kg(実際には50kg+燃料流量リストリクターの装着)とあっては、まったく勝負になるまい。それこそ雨でも降れば、話は別だが、それでも入賞するのがやっとだろう。とにかく重い車は、今回と次のSUGOまでひたすら我慢。88kgに達している、au TOM’S GR Supraの坪井翔/宮田莉朋組も同様だ。前回、72kg積んで4位は見事だが、さすがにここからの2戦は…。
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