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モーター スポーツ コラム 2023年7月28日

ヤマハのマンジーが今季初の2連勝で流れが変わる? | FIM スーパースポーツ世界選手権2023 第8戦 モスト(チェコ) プレビュー

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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先頭を走るステファノ・マンジー(ヤマハ)

先頭を走るステファノ・マンジー(ヤマハ)

スーパーバイク世界選手権に次ぐ世界選手権スプリントレース「FIMスーパースポーツ世界選手権(WSSP)」の第8戦がモスト(チェコ)で7月28日(金)〜7月30日(日)に開催されます。岡谷雄太(カワサキ)と阿部真生騎(ヤマハ)の2人の日本人ライダーが挑戦するWSSP。サマーブレイク前の1戦となる第8戦のプレビューをお届けしましょう。

ついにドゥカティの勢いが止まりました。ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が席巻してきた今季のWSSPで、前戦・イモラは地元イタリアのブレガ、ステファノ・マンジー(ヤマハ)、フェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)らイタリア人ライダーが主役になっていたわけですが、レース1、レース2共に勝利したのはなんとステファノ・マンジー(ヤマハ)。ようやくヤマハのライダーがレースウィークの2連勝を飾り、シリーズの流れを変えてくれそうなレースになりました。

ランキング首位のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)=283点、ランキング2位のステファノ・マンジー(ヤマハ)=242点でその差は41点差と依然大きなギャップが開いていますが、ファステストラップを刻みながらイモラを攻めたマンジーはいよいよヤマハYZF−R6と一体化し始めた感じですかね。ドゥカティ・パニガーレV2と2年目の付き合いであるブレガに遅れをとっていましたが、ステファノ・マンジー(ヤマハ)は今季3勝をマークすることになりました。

そして、第6戦・ドニントンパークから好調なのがヤリ・モンテラ(ドゥカティ)です。昨年はカワサキZX−6RでWSSP初優勝を飾り、今季はドゥカティユーザーのチームに移籍。しかし、開幕戦から怪我を負い、序盤戦はなかなか調子が上がってきませんでした。ドニントンパークでは最高位2位を含む連続表彰台、そしてイモラでもレース2で3位表彰台を獲得と2ラウンド連続の表彰台となりました。

ヤリ・モンテラ(ドゥカティ)はグランプリの経験は多くはありませんが、CEV Moto2選手権でチャンピオン経験を持つ、レーサーマシン出身のライダーです。世界選手権ではないとはいえ、CEVのチャンピオンはやはり速い。後半戦の注目ライダーの一人ですね。

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