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群雄割拠となっている今季のFIA世界耐久選手権(WEC) 。
プロトタイプカーとGTマシン、3つのクラスの混走によるFIA世界耐久選手権(WEC)の2023年シーズン第2戦「ポルティマオ6時間」が、4月14〜16日にポルトガルのポルティマオ・サーキット(アオトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベ)において開催される。この予選、決勝の模様はJ SPORTSで生中継、J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信する。
全7戦で争われる2023年WECの第2戦の舞台はスペインのポルティマオで、ここからスパ、ル・マン、モンツァとヨーロッパラウンドが4戦続く。開幕戦のセブリング1000マイルは、ハイパーカークラスに初参戦したフェラーリがポールポジションを奪って驚かせたが、レース序盤からTGR(トヨタ)が1-2態勢を築いた。さらにTGRは決勝前日にクラッシュを喫した7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が後半に逆転し優勝、8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)も2位。3位フェラーリと4位キャデラックに2周差という王者らしいレース展開を見せつけた。今回も1-2フィニッシュはなるか?
ポルティマオは、ポルトガル南部のアルガルベ地方に2008年に設営された新しいサーキットで、最寄りの大きな町がポルティマオであり、ポルティマオともアルガルベとも呼ばれる。1周は4.653kmで富士とほぼ同等の距離だが、アップダウンに富み、1コーナーと5コーナーの手前、そして11コーナーから先は急な下り坂となる。またストレートは1km近くあり1コーナーはパッシングポイントとなる。コーナーの多くは先の見えないブラインドコーナーでタイトなコーナーも多くチャレンジングなコースとも言える。
ポルティマオで練習走行を行うTGR。
ポルティマオでWECが開催されるのは2年ぶりで、2年前もTGRが1-2フィニッシュを飾っている。また平川が初めてGR010ハイブリッドをドライブしたのも2年前のポルティマオだった。
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