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福住仁嶺(キーパー号)
2021年の「インタープロトシリーズPowered by KeePer」と「KYOJO CUP supported by MUSEE PLATINUM」は、2021年12月11日~12日にシリーズ最終戦となる第4大会が行われ、両レースともシリーズチャンピオンが決定した。
【福住仁嶺、粘り強い戦いぶりで2連覇達成】
インタープロトでは第3大会を終えて、福住仁嶺(キーパー号)が62ポイントでランキング首位につけ、それを10ポイント差で山下健太(NAVUL)が2番手につけ、そこから藤波清斗(GARDEN CLINIC RT)、阪口晴南(INGING MOTORSPORT)、野尻智紀(CARGUY IPS)が僅差で続くという展開となっていた。
シリーズの最終大会では予選のポールポジションボーナス、決勝でのファステストラップボーナスを含めて、全てポイントが1.5倍となるため、数字上では福住が有利に見えるのだが、多くのライバルにも十分に逆転のチャンスが残されていた。
その中で行われた11日(土)の予選。近年インタープロトのプロフェッショナルは他のカテゴリーに引けを取らないくらい僅差の戦いが繰り広げられており、今回もトップ4台が0.1秒差にひしめく接戦のタイムアタック合戦となった。そこでポールポジションを勝ち取ったのは山下。第3大会はジェントルマンレースでのアクシデントで決勝を走れず不完全燃焼に終わったが、その鬱憤を晴らすような走りをみせた。それでも、0.004秒差で福住が2番手につけており、決勝に向けては全く気が抜けない状況だった。
迎えた12日(日)の決勝レース。1レース目の第7戦はグリッド通り山下が先行。一方の福住は阪口に抜かれ3番手に下がった。それでも冷静にペースをつかんでいき、後半に入るところで挽回を開始。7周目のコカ・コーラコーナーでトップに浮上した。常に真後ろで待機し、巡ってきたチャンスを確実に活かしたオーバーテイクだった。
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