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モーター スポーツ コラム 2021年9月6日

SUPER GT 第3戦:松田次生(No.23 MOTUL AUTECH GT-R) 「地元の鈴鹿で勝てるってすごく幸せなことだと改めて感じている」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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あくなき向上心は衰えを知らない

あくなき向上心は衰えを知らない

もちろんクルマやタイヤのこともあるのですが、そこにどういう風に自分のドライビングをアジャストしていくかが大事だと思います。F1を観てると、(ルイス)ハミルトンでさえ100勝近くとか100回以上のポールポジションを獲っても、まだまだドライビングへの探究心をつねに持っているから。『自分が完璧』と思ったらそこで成長が止まるし、そうなったら僕も引退しなきゃいけないなと思うのですが、まだ自分で色んな若い選手の乗り方を分析して、それに対して引き出しをさらに増やそうと思っているので、いいモチベーションになっていますね。また、ドリフトをやるのもリヤ(タイヤ)を使ういい練習になっています。タイヤのフロントタイヤばかりを使う乗り方をしていたら、4本のタイヤをうまく使えないので。ドリフトは結構いい練習になっていますよ。あと、カートはフィジカルだったり目のトレーニングになっています。そのほか自分のクルマで走る(サーキットでの)スポーツ走行で一発のタイムを出すための集中力を培ったり……と、いろいろ目的に合わせてトレーニングをしています。

──今回の勝利で、熱心な応援で有名な日産ファンのみなさんの声に応えられたと思います。
松田:ニスモの23号車のファンは、フェラーリで言ったらイタリアのティフォシ(熱狂的なファン)みたいなものです。それだけ期待されていると思っています。長くニスモで(レースを)やらせていただいていますが、その分プレッシャーも他のチームに比べたら並大抵ではないのです。ただ、それが苦しい中での僕のやりがいでもあるので、ファンに応えるという部分で自分自身が努力していければ、必ず今回の鈴鹿のように結果が出るということも証明できる。なので、これからも努力は惜しまず最終的にチャンピオンという大きな目標を達成できれば、と思っています。

──最後に、今日体験された”ちょっとした幸せ”を教えてください。
松田:この歳になってくると、食べたくても食べると体重がなかなか落ちないということがあるのですが、(今回のレースでは)結構抜け殻になったので今日(=取材日)までは休みをとろうと思ったし、休むこともドライバーにとって大事なトレーニングなので、今日はちょっと甘いものをたくさん食べてしまったんです(笑)。それが唯一の幸せですね。エクレアを食べちゃいました(笑)。明日からまたトレーニングの日々が続くのでちょっと大変ですけど……。20代のまま(の食生活)で30代に入ったら太ったので、それで1回痩せたんです。でもその後は太ったら痩せられないなという思いがありました。40代になると代謝がさらに悪くなるので結構大変ですね(苦笑)。

文:島村元子

【SUPER GT あの瞬間】

第3戦:松田次生選手(No.23 MOTUL AUTECH GT-R)

島村元子

島村 元子

日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。

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