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モーター スポーツ コラム 2021年7月31日

SUPER GT 第4戦:阪口良平(No. 2 muta Racing Lotus MC)「第3戦までは『おめでとう』と言ってもらえるので、うれしい」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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レースの神様が2号車に微笑んだ

レースの神様が2号車に微笑んだ

──コースに出たらトップを守るという重圧もあったと思います。事実、後方からの2台が猛追。三つ巴の戦いになりました。
阪口:2番手、3番手のクルマ(11号車、52号車)はタイヤを換えてるし、ほかでも2本交換、ほとんどが4本交換していることは知ってました。一番の問題はピットアウトしたときにFCYになって走行していること。そのときは(時速)80キロなので基本的にブレーキを踏まないんですね。当然、(時速)80キロで走りたいんですけど、ヘアピンカーブなんて逆にギリギリ1速でブレーキ踏まなくて、フロント荷重が乗らないままターンインするので、結構スリリングだったんです。そんな感じで走っていると、僕らのクルマはミッドシップっていうのもあるし、今のパッケージングでいくと(タイヤに)ピックアップがフロントに付いちゃったんです。で、振動が出てきて。去年のMC86では別のところでピックアップが付いちゃったことがレース中にあったんですが、ロータルに関してはあんまりなかったんです。ブレーキもすごく安定してますし、トラクションも安定してるんで、走行中は(ピックアップが)全然なかったんです。(時速)80キロでノーブレーキで走っているときのFCY明けで加速したときに、ステアリングからもう振動が出てたので、まずこれ(ピックアップ)が取れないとマズい、と。後ろのクルマとの距離感よりも、自分のペースがまずわからなくなってしまうんで。

(実際は)3、4周したらピタッとは取れなかったんですけど、ほぼ(ピックアップが)薄れてきた感じで走れました。最初はステアリングから身体にくるくらいまで振動が出てたんで、そのときが一番マズいと思いましたね。1回くらい無線で「ヤバい」って言ったんですけど、言っても仕方ないんで。『で、だから?ガンバって!』としか言われないと思うんで……(苦笑)。まぁしっかりブレーキを踏めば、そういうところは改善というかピックアップも取れるという確信もあったので、自信もってブレーキは踏みましたね。ロータスはまずトラクションがいいのと、あとブレーキの開発がすごく進んできて、結構踏力をドカンとフロント荷重に乗せることができます。そういうときにピックアップも取れやすいのかな。決勝での強みがあるのかなという感じがします。ブレーキをドーンと踏んで、フロントにしっかりタイヤの”顔”(表面)がいい状態になる、何も(ピックアップが)付いてない状態でしっかり踏力を上げられることが一番だと思うんですが、色んなABS(アンチロック・ブレーキシステム)ユニットの開発とかやってもらっているので。どんどん進化しているって感じですかね。

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