人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年7月31日

SUPER GT 第4戦:阪口良平(No. 2 muta Racing Lotus MC)「第3戦までは『おめでとう』と言ってもらえるので、うれしい」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
  • Line

──一方、予選はQ1B組で敗退。僅か0.049秒差でQ2進出を逃し、17番手に留まりました。
阪口:今回、僕がセットアップを担当したんですが、フリープラクティス(公式練習)ではそこそこ調子良くて。Q1も担当だったので、ちょっとアレンジしたというか、簡単に言うとストレートスピードがちょっと伸びないセットアップになっちゃって、逆効果の部分があって……。例えば、3コーナーまでと5コーナーまでの辺りは5速でリミッタが当たるので6速にしようかなと。予選だと6速で行ってしまうと思ってたんですが、それが5速のリミッターが入るか入らないかくらいになってしまったんで。ブレーキのフィーリングはABSユニットの仕様変更ですごく良くなったんですが、縦のスピードが伸びなくなって。そこでプラス・マイナスでいくとちょっとバックストレート辺りでマイナスになってて(タイムを稼ぐことができない状態)……。Q1で終わると(レース戦略も)やりようがないですからね。(予選が)17番手だったんで、もてぎは抜けないし、厳しいんじゃないかなと思っていました。

──厳しい結果を受け、”百戦錬磨”のチーム、ドライバーふたりはどう戦略を練ったのでしょうか?
阪口:大きく2種類に分かれてまして。(ルーティンのピットインを)ミニマム(最低周回数)で入るか、引っ張るか(タイミングを他車よりも遅らせる)だったんですが、加藤選手が1台ずつ抜いてこられて前がクリアになったときに、結構セクターでグリーンが点き出したんです(※2)。(他車の)皆さんは、どっちかというとタイムがもう厳しい状況だったんですけど、(逆に2号車は)底力があるということがわかっていました。ガソリンが軽くなってくるとうちのクルマは速いみたいで。おそらくなんですが、(2号車は)SUPER GTの中ではパワー系でいうと一番厳しいBoP(バランス・オブ・パフォーマンス:GTAが定める性能調整)のルール(が適応されている)なので、(車重が)重たい。またロータスはミッドシップウェイトで10kgプラスになっているので、すごくツラくて。それが(コース上で)前がクリアになったときにだいぶんいいペースだったので、(結果的に)加藤さんの仕事量は増えてしまったんですが、(ピットインのタイミングを)引っ張ってもらおうと。僕は(ドライバー交代の準備で)もう19周目辺りからヘルメットを被ってたんで(交代までの時間が)長かったです(苦笑)。無線も聞こえてなかった。いつもなら(ドライバー交代まで時間的に余裕があるときは)無線してるじゃないですか。でもヘルメットを被ってたんで、(チームピットにいる)みんなのザワザワ感で僕も動き出したみたいな感じでした。(FCY導入直前のピットインだったため、結果的にトップに立ったことを実感するまで)その辺ちょっとタイムラグはあったんですが、実際はそういう感じでした。

※2:計時モニターは、コースの区間タイムでチーム最速タイムをマークすると緑色、クラス最速タイムの場合は赤色で表示される。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ