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モーター スポーツ コラム 2018年5月23日

SUPER GT 第3戦 レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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K-tunes RC F GT3が初優勝、新田は最多勝記録に再び並ぶ!

No.96 K-tunes RC F GT3

まず動いたのが中山雄一だった。36周目のシケインで小林をかわし、さらに小林は井口にも1コーナーで抜かれてしまう。まわりはすべて無交換とあって、中山雄一には明らかにマージンがあった。無理に行くよりは機の熟するのを待っていたのだろう。そして38周目のシケインでスムーズに谷口をかわして、待望のトップに返り咲く。もちろん、その先は逃げの一手。なんとか2番手は守りたい谷口だったが、鬼ブロックも最後まで通じず。44周目のシケインで井口に抜かれてしまう。その井口もポジションを守ることは許されなかった。46周目のS字で前に出たのは坪井。無交換作戦では、HOPPY 86 MCに一日の長があったのだろう。と同時に、坪井は開幕戦の雪辱も果たすこととなった。

タイヤが完全に終わってしまったUPGARAGE 86 MCは6位で、グッドスマイル初音ミクAMGは8位でゴール。それまで続いていたバトルに食い込み、4位につけた平峰一貴/マルコ・マペッリ組のマネパランボルギーニGT3、5位につけた吉本大樹/宮田莉朋組のSYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、ともにタイヤを4本とも換えていた。7位はLEON CVSTOS AMGが獲得。

中山雄一とともに久々に優勝を飾った新田は、これで通算19勝目となり、前回かつてのチームメイト高木に抜かれた最多勝記録を再びタイとすることに。「本当に予選から調子が良くて、雄一のすごいアタックでポールも獲れたからには、決勝でも後続を離したいと思っていて、実際そのとおりの展開になったはずなのに、まさかのSCで貯金が帳消し(苦笑)。でも、再スタート後も少し引き離せて、雄一に代わってからはハラハラドキドキの連続でしたが、勝てて本当に良かったです。しかし、こんなに早く最多勝記録を戻せると思いませんでした」と新田。そして中山雄一は「新田選手の最多勝(タイ)に貢献できて良かったです。今回はふたりでクルマとタイヤのパフォーマンスを100%引き出すことができました。谷口選手がなかなか抜かせてくれませんでしたが、抜いてきてからはその谷口選手の頑張りで、最後はかなり楽になりました」と語っていた。

ARTA BMW M6 GT3の高木とショーン・ウォーキンショーは20位で、ポイント獲得ならず。今回2位の松井と坪井が同ポイントで並ぶこととなった。

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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