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サイクル ロードレース コラム 2021年7月8日

【ツール・ド・フランス2021 第11ステージ結果速報】ファンアールトが伝統峠モン・ヴァントゥ二重登坂ステージでみごとな独走勝利!総合勢は2位以下に変動

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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ファンアールトが魔の山モン・ヴァントゥ二重登坂ステージで勝利!

ファンアールトが魔の山モン・ヴァントゥ二重登坂ステージで勝利!

ソルグからマロセーヌまで198.9kmのモン・ヴァントゥを2度上る注目ステージ。40.2km地点に中間スプリントポイントが設定されているため、アタックはかからず速度だけがあがる。2kmほど進んだところで最初に動いたのがジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、合わせて複数の選手も飛び出したが吸収され、しばらくアタック合戦は続く。

最初の20kmの平均時速は52km/hと高速でレースは進み、ジョナス・リカールト(アルペシン・フェニックス)、ダヴィデ・バッレリーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ)の2人がタイムギャップをつけるも吸収された。4級山岳手前でアラフィリップの加速に山岳賞ジャージ着用のナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)がついていき、山頂手前でキンタナは遅れた。アラフィリップが独走で4級山頂ポイント、中間スプリントポイントを先頭通過。ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション)ら5人の追走と合流、続く4級山頂ポイントもアラフィリップが先頭通過。

1級峠で先頭4人にワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、バウケ・モレマ、ケニー・エリッソンド、ジュリアン・ベルナール(共にトレック・セガフレード)、クサンドロ・ムーリッセ(アルペシン・フェニックス)、グレッグ・ファンアーヴェルマート(AG2Rシトロエンチーム)らの追走グループが合流、マーティンが山頂を先頭通過し16人で1度目のモン・ヴァントゥへ突入、メイン集団は5分後方。

22kmの長い長い登坂は先頭グループから半数がついていけなくなった、森林限界手前の沿道からたくさんの観客がつめかけ選手たちに声援を送り、いつもの山岳ステージの風景に戻っていた。アラフィリップが山頂を先頭通過、メイン集団はイネオス グレナディアーズが牽引している。

ダウンヒルをこなし2度目のモン・ヴァントゥへ。アントニー・ペレス(コフィディス)が遅れ、ベルナールの牽引が終わりエリッソンドが単独アタック、ファンアールトとアラフィリップ、モレマが追い、ムーリッセとルーク・ダーブリッジ(チーム バイクエクスチェンジ)は力尽きた。ファンアールトのペースアップにアラフィリップ、モレマは耐えられず、さらに勾配のきつい区間でエリッソンドをかわし独走で山頂を先頭通過。

ファンアールトはそのまま軽快にラスト33kmの独走を続け、2着のエリッソンド&モレマに1分14秒のタイム差をつけて区間優勝。前日の集団スプリントで2位につけ、個人タイムトライアルのステージでも4位につけたシクロクロスの元世界王者は超級山岳の中でも一際過酷なステージをみごとに制した。

メイン集団ではミハウ・クフィアトコフスキ(イネオス グレナディアーズ)の牽引が終わり、ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)のペースアップでタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)はついていくが、リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)とリゴベルト・ウラン(EFN)は遅れヴィンゲゴーがさらに加速するとポガチャルが離されていった。

下りでポガチャルにカラパスとウランが追いつくと3人でヴィンゲゴーを追い、4人での集団フィニッシュとなった。途中で遅れた総合2位のベン・オコーナー(AG2Rシトロエンチーム)は総合5位へ、総合10位のダヴィド・ゴデュ(グルパマFDJ)は総合15位へ順位を落としている。

「逃げに乗ったら勝利のチャンスがあるかもしれないと思った、キャリアで最高の勝利だと言える、とても感動している、信じれば成功はついてくる。ここで成し遂げたことを誇りに思う」ファンアールト、勝利後インタビュー

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